今まで関与してきた中小企業の経営者層が自己啓発本好きで、これまで何冊かの自己啓発本を勧められ読みました。自己啓発書と銘打たれていなくても、大企業の経営者の成功哲学なども。 そこで思うのは、ああいうのは総じて「成功した人の方針の抽出物」なんですね。薬みたいなもので、合う人には合うけれど合わない場合は害になる。 例えば「行動すれば成功する」などの場合。 当たり前のことですが、10回同じ事をやって10回とも同じように失敗するなら、あともう10回同じ事をやってもやっぱりもう10回失敗しますよ。もちろん時流というものはありますから、もしかしたら成功するかも、というのはあるかも知れませんが、可能性としては低いでしょう。そこで自己啓発が言うのは「失敗する率が低くても何万回もやったらそのうち成功するだろ」ということであり「失敗は気にするな」なんですよね。 失敗を恐れない気持ちは大事で、時に思い切る必要はあ