2006年10月02日 リエイゾン精神医学の虚妄(1) [医学・科学関連] 5年ほど前、こんな文章を書いたことがある。 「リエイゾン精神医学、という領域があり、身体疾患治療過程での精神科合併症を取り扱うのだが、私はこの立場には極めて懐疑的である。身体科医師がちゃんとした対応すればよいので、おかしくなったらはいお願い、というのは例外的であるべきだ。しかも、大概の紹介患者は本来の治療へのちゃんとした説明など受けておらず、漫然と抗不安剤が処方されているだけだったりする。病院管理者の立場なら、根本的な対処ができるかもしれないが、一診療分野として対応しても、アリバイ的かかわり以上のものにはまずならないと思う。」(2001年10月15日の日記から) なんで突然昔の文章なんぞを引用したかというと、この「身体疾患治療過程での精神科合併症」というものが、何のことはない医療の手抜き、医療関係者のサボりと鈍感