民主化から20年!激しい貧困が生み出すルーマニアの『下水道家族』 2010年1月28日 性欲を増加させる「媚薬」(びやく)的な食べ物って? ルーマニアの首都ブカレストでこのほど、20年も地下の下水道で生活を続けて来た1つの家族が、現地消防隊員によって救出された。ルーマニアは1989年の共産主義崩壊直後に下水道で生活する子供たちのニュースが報じられ、世界中に衝撃を与えた。20年を経た現在も、同様の生活を送る市民がいることに、当局の対応が問題視されている。 救出された家族は、ブカレストの都市の下を走る下水道網に住んでいた。その生活は20年間にも及ぶ。救出に当たった救助隊は、酸素ボンベを着用し化学防護服を着て、人間一人がやっと通れるような狭い通路を降りて家族を救出した。家族の名前は明かされていない。日常的に暴力をふる父親と、アルコール中毒の母親、そして2人の少年の4人家族だ。少年たちは日中は下水