新宿の下落合や(城)下町の人々を中心に、街角の物語を想いにまかせて綴っています。主題は「わたしの落合町誌」。記事の利用については一報いただければ幸いです。無断使用はご遠慮ください。 また、非常に貴重な戦時資料をある方からいただいた。淀橋区(現・新宿区の一部)が密かに作成した、空襲に備えた防火帯造りのために住宅街を打(ぶ)ち壊す「淀橋区建物疎開地区図」(秘)だ。おそらく、この計画図はサイパン島の陥落が予想され、東京が長距離爆撃機の空襲圏内に入りそうな1944年(昭和19)の春以降に策定がスタートし、同年夏には具体的な計画案として区民に発表され、秋以降には順次実施へ移されたとみられる。新宿区の資料DBにも登録されていないので区にも保存されていない、たいへん貴重な戦時資料のようだ。 「建物疎開」が幅20mにわたって行なわれた、目白通りClick!の南側と長崎の目白バス通りClick!(練馬街道)
![空襲に備えた「淀橋区建物疎開地区図」(秘)。: 落合学(落合道人 Ochiai-Dojin)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/f4258a5abec03d51cd8606f0690bbeeebc89891f/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fchinchiko.c.blog.ss-blog.jp%2F_images%2Fblog%2F_1be%2Fchinchiko%2FE5BBBAE789A9E7968EE9968BE59CB0E58CBAE59BB301.jpg%3Fc%3Da0)