1998年の出版。昔、雑誌「世界」に連載されていたときに、少し読んだことがあった。あらためて、読んでみて、やはりおもしろい。 ここに紹介しなかった部分にも、非常に多くの重要な認識が書かれています。私は、この本のまま、この本の記述の順序まで踏襲して、映画にしたらいいんじゃないかと思いましたけど。どう考えても、なんの意味もない、ゴミ・ドラマやってるくらいなら、どれだけ挑戦的でいいかと思うんですけどね。 著者は、医学部精神医学科の出身のようだ。 精神科といえば、フロイトですが、フロイトも、晩年は、第一次大戦後に、大量にあふれた、戦争後遺症にとりくんだ人ですよね。精神分析と、戦争はきってもきれない関係にあるんでしょうね。 結局、21世紀も、マルクスとフロイトなんですかね。 多くの人が忘れているのは、大日本帝国軍の軍人として、日本の外のアジアで残虐行為をしていた日本人は、(もちろん、BC級戦犯として