県が復元を目指す福井城址(じょうし)(福井市)の坤櫓(ひつじさるやぐら)などに関して、設計や工事方法などについて助言する「福井城坤櫓等復元整備検討委員会」の第1回会合が31日、福井市の県水産会館であった。委員からは、時代に合った使える櫓にするよう求める意見が相次いだ。県からは本年度から始める復元に向けた調査・設計の説明があった。 坤櫓はかつて福井城址の石垣の南西角に存在したが、南東角にあった巽櫓とともに明治時代に撤去された。県は文献や古い写真を基に、高さ約16メートルの坤櫓と、高さ2・5メートル、延長100メートルの西側土塀の復元を計画している。 第1回検討委には6人の委員が出席し、互選で吉田純一福井工大客員教授を委員長に選んだ。建築、土木に関する問題を検討するために吉田委員長を含む3人の委員と外部の専門家からなる専門部会を設置することを決めた。 県は本年度から、表土をはぎとり礎石の位置な
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