村上春樹新作小説「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」発売で日付が変わり本を買い求める人たち=12日、東京・代官山の蔦屋書店(矢島康弘撮影)(写真:産経新聞) 12日に発売された村上春樹さん(64)の新作『色彩を持たない多崎(たざき)つくると、彼の巡礼の年』(文芸春秋)の反響が広がっている。世界的な人気作家の3年ぶりの長編小説は、事前に内容を明かさない秘密主義も手伝って、インターネット上には、熱心なファンが競うように感想を書き込んでいる。発売後も増刷が続き、発行部数はすでに80万部に達した。批評家や村上作品を愛読する“ハルキスト”は話題の新作をどう読んだのか? 3人に寄稿してもらった。 【フォト】 大物脚本家のマンガ初挑戦「NOBELU」がすごい ≪文芸評論家・清水良典さん≫ ■再出発するための駅 まず、私の住んでいる名古屋が主人公の出身地であり、重要な舞台として描かれているこ
トップ > 社会 > 速報ニュース一覧 > 記事 【社会】 ハルキスト熱い春 名古屋も舞台に 村上さん新作発売 2013年4月12日 13時33分 世界的な人気作家、村上春樹さん(64)の新作小説「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」が12日発売され、熱心な「ハルキスト」らが名古屋市内の書店に朝から駆けつけた。名古屋が舞台の一つとなっており、「ご当地小説」としても話題を呼びそうだ。 村上さんの長編小説の新刊は2010年4月の「1Q84 BOOK3」以来、3年ぶり。名古屋市郊外に生まれ、東京で暮らす36歳の男性「多崎つくる」が、名古屋での高校時代に深く傷ついた出来事の真相を知ろうと行動を起こす物語。版元の文芸春秋によると、50万部を発行。内容は事前に明らかにしていなかった。 名古屋・名駅の星野書店近鉄パッセ店では、開店時間より2時間半早い午前7時半から、パッセ地下1階通路に臨時販売コー
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