美浜町のシンボル・野間埼灯台を継続的に一般公開できるようにしよう、という構想を町民らでつくる一般社団法人「美浜まちラボ」が掲げ、町に働き掛けている。観光客の増加を見込んでいるが、安全対策面での課題もある。 今月五日、四年ぶりとなる野間埼灯台の一般公開があり、上部の踊り場からの眺望を家族連れや若いカップルなどが楽しんだ。灯台を管理する名古屋海上保安部と町の共催。まちラボは灯台前の駐車場を借り、野間の歴史と灯台についての特別授業やオリジナルグッズの販売などで盛り上げた。 二〇一三年に町民有志で発足したまちラボは、今年四月から一般社団法人になった。現在のメンバーは十五人。徐々に人口が減り、消滅可能性自治体に数えられる町の活性化を目指し、摘果ミカンの特産品開発や放置竹林対策などにも取り組んでいる。 一九二一(大正十)年に建てられた野間埼灯台は、恋愛スポットとして注目されるほか、海辺に夕日が沈む景色