愛知県企業庁は、同県豊田、岡崎市境の山間部にある650ヘクタールで造成を進めるトヨタ自動車の研究開発施設用地を、2018年2月から同社に引き渡すことを決めた。3工区に分け、20年度までに引き渡しを完了する。トヨタは、運転性能などを試験する周回路やテストコース11本、施設30棟を整備する見通しで、国内最大の開発拠点となる。19年に一部の運用を始める。 県企業庁が土地買収や造成を担当し、トヨタが全ての費用を負担する仕組み。県企業庁は土地の取得費や造成費として1100億円を見込んでいる。トヨタは総投資額を公表していない。 造成は県企業庁が12年5月に着手。関係者によると東、中、西の3工区に分けて橋やトンネル、調整池などを整備し、まず中工区(177ヘクタール)を来年2月に引き渡す。トヨタは山岳道路を模したカントリー路や事務管理棟、車両整備棟を整備するとみられる。 さらに、順次引き渡される東工区(3
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