少子高齢化で年々増え続けている「無縁墓」や「墓じまい」。先祖代々の墓を守ることができなくなり、放置されたままだったり撤去されたりする墓石、不要になった墓石をどのように処理したらいいのか?そこでいま“お墓のお墓”にニーズが高まっています。一体どのようなものなのでしょうか。 辻憲太郎解説委員が訪ねたのは、40年前から不要になった墓石の受け入れを始めた浄土真宗のお寺「根引山 妙楽寺」(愛知・豊田市)です。出迎えてくれた住職に話を聞きました。 Q.お寺はだいぶ山の中ですね? 「山間部ですので。山頂に近いところに墓地があります」(妙楽寺 鈴木政彦住職) Q.墓地は墓地で、ある? 「墓地は墓地で、あります」 Q.“お墓のお墓”もある? 「墓地の周りに並べてありますので、ご案内します」 お墓のお墓は、本堂から歩いてすぐの場所に広がっていました。そこは… (辻解説委員)「この風景は見たことないですね。墓石