愛知県豊橋市の「ほの国百貨店」が15日閉店し、前身から数えて45年余りの歴史に幕を下ろした。周辺地域の人口減少に加え、インターネット通販にも押されて業績が悪化し、営業継続を断念。愛知県東部の東三河地域で唯一の百貨店だった。 ほの国百貨店は1974年に「豊橋丸栄」として開店。名古屋市の老舗百貨店「丸栄」の子会社だったが、丸栄の経営不振から2010年に投資ファンドに売却された。その後、経営陣が出資した新会社に百貨店の運営を移し、12年に東三河地方の古い呼び名「穂の国」にちなんだ名称に変更した。 地方百貨店は閉鎖が相次いでいる。