愛知県の豊橋駅から山間部を経由し、長野県の辰野駅に至る全長195.7kmのJR飯田線。200km近くに及ぶ路線長に加え、私鉄時代に由来する駅間距離の短さ、名鉄名古屋本線との共用区間(豊橋駅~平井信号場間)、山間部の絶景と秘境駅、いわゆる「渡らずの鉄橋」(城西~向市場間)、JR最急勾配の40パーミル区間(赤木~沢渡間)など、魅力に事欠かない。国鉄時代の旧型国電が数多く余生を過ごした場所でもあり、鉄道ファンの間でも人気が高い。 JR飯田線の豊川駅から離れた住宅地に伸びる単線は、いつからここにあったのか その飯田線で、豊川稲荷(妙厳寺)への最寄り駅である豊川駅から次の三河一宮駅へ向かう途中、それとは別方向に分かれる線路がある。鉄道ファンなら知っている人も多いと思うが、これは日本車両(日本車輌製造)豊川製作所へと続く専用線だ。車両工場とつながっているだけに、現在でも使用されることがあると予想がつく
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