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ブックマーク / www.sankei.com (405)

  • 鉄道大賞にJR西の特急「やくも」 愛好家の藤井聡太七冠ら選考 半個室型の座席など評価

    鉄道に関連した優れた取り組みを表彰する今年の「日鉄道賞」の表彰式が16日、東京都内で開かれた。選考委員は鉄道好きと知られる将棋藤井聡太七冠らで、大賞には4月に新型車両がデビューしたJR西日の特急「やくも」を選んだ。 やくもはJR岡山駅(岡山市)と出雲市駅(島根県出雲市)を結ぶ。新型の「273系」は鮮やかなブロンズ色の車体が特徴。家族やグループで楽しめる半個室型の座席や、カーブ通過時の揺れを軽減した点などが評価された。 賞は今回で23回目。22件の応募から大賞のほか、特別賞として昨年8月に開業した宇都宮市などを走る次世代型路面電車(LRT)「ライトライン」など4件を選んだ。

    鉄道大賞にJR西の特急「やくも」 愛好家の藤井聡太七冠ら選考 半個室型の座席など評価
  • 元祖「山奥ニート」が都会の生活に戻った理由 変化した仕事観「どうとでも生きていける」

    生きるのに必要な分だけ稼ぎ、和歌山の山奥で共同生活を送る―。「山奥ニート」として発信してきた、石井あらたさん(36)が今年2月、10年にわたる山奥生活を終え、今は都会で暮らしている。最近では「あえて働かない」生き方も注目されるが、石井さんは、山奥ニートを経て「生き方はいろいろあるし、どうとでも生きていけると思うようになりました」と語る。 家族3人暮らし「2024年2月1日をもちまして、山奥ニートを辞めることとなりました。」 石井さんは今年1月、自身のブログでこう宣言した。現在は、と長男(1)と3人で名古屋市内で暮らしている。「地元に戻ってきたので、都会生活とのギャップは正直ないんです」と話す。 10人ほどで共同生活を送っていた和歌山から名古屋へ。引っ越した理由を尋ねると、「いろんなことが重なった」と明かす。会社員ののリモート勤務が終わり、山奥で同居できなくなったこと。一緒に住んでいた子

    元祖「山奥ニート」が都会の生活に戻った理由 変化した仕事観「どうとでも生きていける」
  • 府立中之島図書館で生誕100年記念 山崎豊子パネル展 「白い巨塔」「暖簾」など大阪を舞台にした作品資料を紹介

    大阪・船場に生まれ育ち、数々の社会派小説を手がけた作家、山崎豊子さん(1924~2013年)の生誕100年を記念したパネル展が4日、大阪市北区の府立中之島図書館で始まった。 「船場・中之島との関わり(その生涯と作品)」をテーマに原稿や写真、創作ノートなど約70点を展示。「暖簾」「花のれん」「女系家族」「白い巨塔」など大阪を舞台にした初期の作品資料を紹介している。 大阪商人の気骨や生き様を描いた「暖簾」の執筆に際し、生家の昆布店「小倉屋山」で製造法などを聞き取りした取材メモ、遺産相続争いを描いた「女系家族」で参考にした「認知届」や認知の種類を細かに記したノートなどを公開。戦時下の日記や若かりし日のプライベート写真なども見られる。 かつて愛読したという50代の女性は「懐かしくて立ち寄った。どの資料も興味深い。ファッションへのこだわりがわかる写真が目を引いた」と話した。同館担当者は「戦時中の日

    府立中之島図書館で生誕100年記念 山崎豊子パネル展 「白い巨塔」「暖簾」など大阪を舞台にした作品資料を紹介
  • 日本サッカー協会、マークの由来は「八咫烏」だけでなく中国古典も 教科書に修正要請 

    サッカー協会のシンボルマークが掲げられた体験施設「blue-ing!」=東京都文京区(渡辺浩撮影) 日サッカー協会のシンボルマークにデザインされている3足のカラスを日神話の八咫烏(やたがらす)と記述している教科書に対し、協会が修正を求めていることが分かった。協会は「シンボルマークのカラスは、八咫烏であると同時に中国の古典由来のカラスでもある」と説明。教科書会社は記述の修正を検討している。 神武天皇を道案内日サッカー協会のマークが制定されたのは昭和6年。彫刻家の日名子実三(ひなご・じつぞう)氏が八咫烏をモチーフに、3足のカラスがボールを押さえているマークの原案を作成した。八咫烏は古事記や日書紀に登場するカラスで、神武東征で神武天皇が熊野から大和を目指す途中、大きなカラスに道案内され、即位したとされている。 五輪やワールドカップ(W杯)の前には、協会関係者が八咫烏ゆかりの世界遺

    日本サッカー協会、マークの由来は「八咫烏」だけでなく中国古典も 教科書に修正要請 
  • 木村花さん中傷、偽画像で提訴は「あえてではない」 投稿者誤特定も母親の責任は認めず

    プロレスラーの木村花さん=当時(22)=が交流サイト(SNS)で誹謗(ひぼう)中傷を受け自殺した問題で、母親から偽画像に基づいて不当に「投稿者」と特定されたとして、女性ら一家4人が母親らに計880万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が30日、大阪地裁であった。山拓裁判長は画像が一見して捏造だとはいえず、根拠がない訴訟を「あえて提起したとはいえない」として女性らの請求を棄却した。 訴訟では当初、母親側が女性らを中傷の「投稿者」だとして約300万円の損害賠償を求めて提訴したが、訴訟の中で母親側が中傷の証拠としたツイッター(現X)の投稿画像が第三者に捏造された疑いが強いことが判明。女性らが不当な訴訟を起こされたとして、「逆提訴」していた。この日の判決では母親側の請求も棄却された。 山裁判長は判決理由で、提訴が違法となるのは、提訴時に根拠を欠くことを知っていたり、容易に知り得たりした場合だと指摘。

    木村花さん中傷、偽画像で提訴は「あえてではない」 投稿者誤特定も母親の責任は認めず
  • 【特派員発】人口13億、スポーツなぜ弱い? クリケットに人気集中、カースト、貧困… インド・森浩(1/4ページ)

    世界2位の13億の人口を抱え、毎年7%を超える経済成長を遂げるインド。世界が注目する次の大国だが、伝統的に振るわないのがスポーツの成績だ。リオデジャネイロ五輪の獲得メダルはわずか2個と、人口規模から考えれば寂しい数といえる。インド政府は2020年東京五輪を見据えた強化策に乗り出したが、「巨大な国なのにメダルがなぜ少ないのか」という素朴な疑問からは、インド社会の現状と課題が見えてくる。 独立以来のメダル「23」 「東京では2桁のメダルを獲得したい」 インドオリンピック委員会(IOA)のナリンデル・バトラ会長は、2020年の目標を話した。日人の感覚では控えめにも思えるが、過去の実績を振り返れば、十分に野心的な数字であることが分かる。 1947年の独立以来、インド選手団が夏季五輪で獲得したメダルは計23個。元競泳のマイケル・フェルプス氏(米国)が現役中に獲得したメダル(28個)より少ない。リオ

    【特派員発】人口13億、スポーツなぜ弱い? クリケットに人気集中、カースト、貧困… インド・森浩(1/4ページ)
  • 「復興より移住を」!? 妄言・暴言に大反論 『日本人は国土でできている』発売

    『日人は国土でできている』(産経新聞出版)元国土交通省技監の大石久和氏と元内閣官房参与の藤井聡氏の共著『日人は国土でできている』(定価1210円)が発売されました。 能登半島地震などでまかり通っている「復興より移住を」「そんな不便なところに住まなければいい」をはじめとする妄言、暴言に大反論。日の地方軽視、貧困化、無気力を国土の視点から一刀両断します。 インフラは安全保障のツールであり、インフラこそが経済を成長させる。そんな世界の常識と日の現状を比較する警告の書です。発行・産経新聞出版。 『日人は国土でできている』販売ページ(産経新聞出版)

    「復興より移住を」!? 妄言・暴言に大反論 『日本人は国土でできている』発売
  • 謎多き京都を取り囲んだ豊臣秀吉の「御土居」 出土品の有無から徳川幕府の再開発説も浮上

    天下をほぼ手中にした豊臣秀吉が天正19(1591)年、京都を取り囲むように整備した御土居(おどい)。着工からわずか2~4カ月で全長22・5キロメートルの土塁と堀を完成させるが、造られた堀は場所によってさまざまな表情を見せる。一方で設置目的は町を外敵や水害から守るほか、市域の確定など諸説あり、よく分かっていないのが実情だ。そこで発掘調査取材歴35年の記者が近年の発掘調査を基に探っていると、意外な盲点に気づかされるのだった。その盲点とは-。 底はデコボコだらけ昨年暮れから京都市中央卸売市場(京都市下京区)で行われた調査では、堀の底をかまぼこ型に連ねて掘った凹凸状遺構が出土した。「障子堀」と呼ばれるもので、小田原・北条氏の山中城や豊臣時代の大坂城・三の丸の堀でも見られる形状という。

    謎多き京都を取り囲んだ豊臣秀吉の「御土居」 出土品の有無から徳川幕府の再開発説も浮上
  • 京アニファン「みんなの思い残す場所に」 京都・宇治の公園で一般公開始まる

    京都アニメーション放火殺人事件を後世に伝えるために設置された「志を繋ぐ碑」。多くの京アニファンらが訪れた=14日午後、京都府宇治市(渡辺恭晃撮影) 36人が死亡した令和元年7月の京都アニメーション放火殺人事件を後世に伝えるための碑の一般公開が14日、京都府宇治市の「お茶と宇治のまち歴史公園」で始まり、ファンらが犠牲者を悼んだ。 遺族や京アニ関係者らが出席した式典に続いて碑が一般公開されると、多くのファンが公園を訪れた。京都市伏見区の大学生、藤岡真依子さん(21)は「碑はみんなの思いを残しておく場所になると思う。訪れた人に見てもらい、事件を忘れないようにしてほしい」と犠牲者をしのんだ。

    京アニファン「みんなの思い残す場所に」 京都・宇治の公園で一般公開始まる
  • 京アニ事件伝える碑、14日に設置式典 京都・宇治市の公園で

    京都アニメーションなどは5日、36人が死亡した令和元年の放火殺人事件を伝える碑の設置を報告する式典を、同社の社がある京都府宇治市の公園で14日に行うと明らかにした。京アニ関係者らが出席する。式典終了後の同日午後、碑の一般公開を予定している。 京アニ社員や事件遺族らでつくる「志を繋(つな)ぐ会」が昨年から碑の設置準備を進めてきた。名称は「志を繋ぐ碑」とする方針。犠牲者数と同じ36羽の鳥が空へはばたく様子を表現し、東京芸術大の専門家らが制作した。 宇治市が碑の寄贈を受ける形をとり、京阪宇治駅近くの「お茶と宇治のまち歴史公園」に設置する。設置にかかる費用は国内外から集まった義援金の残額を充てる。 碑は京都市伏見区の現場跡地に検討されている慰霊碑とは別に、犠牲者の存在や支援への感謝を長く記憶にとどめる象徴と位置付ける。

    京アニ事件伝える碑、14日に設置式典 京都・宇治市の公園で
  • 4代目は「ドクターホワイト」イエロー後継 500系も近く引退か 新幹線開業60年

    JR東海の所属車両であることを示す「T4」の文字=14日、JR大阪駅日経済の大動脈輸送を担う東海道・山陽新幹線で、安全運行の裏方として活躍を続けた検査専用車両「ドクターイエロー」が令和9年をめどに完全引退することが発表された。半世紀近く前に公開された邦画「幸せの黄色いハンカチ」の影響からか「見ると幸せになる」とも言われ、惜しむ声が相次ぐ。今年は東海道新幹線開業から60年。来年には山陽新幹線全線開業50年の節目を迎え、「往年の名車」が次々と寿命を迎えようとしている。 SNSに〝目撃情報〟引退発表から丸一日が過ぎた今月14日夕のJR新大阪駅の新幹線ホーム。黄色いボディーにブルーのラインを引いた7両編成が滑り込むと、鉄道ファンが一斉にカメラのシャッターを切った。 ドクターイエローは10日に1回程度運行されるが、ダイヤは非公表。それでも〝目撃情報〟は交流サイト(SNS)を通じてファンの間で共有

    4代目は「ドクターホワイト」イエロー後継 500系も近く引退か 新幹線開業60年
  • 奪われた「努力の天才」たちの夢 京アニ事件裁判記録を電子書籍化

    アニメーターら36人が死亡、32人が重軽傷を負った京都アニメーション放火殺人事件は、7月18日に発生から5年となります。産経ニュースではこの節目に合わせて、殺人罪などに問われた青葉真司被告(46)の1審京都地裁での裁判記録を電子書籍化し、公開することにしました。 昨年9月から始まった裁判員裁判は、143日間にわたる異例の長期審理を経て、青葉被告に死刑を言い渡しました。被告は控訴しています。 この間、被告人質問には10回もの期日が割かれ、また犠牲者遺族らの意見陳述も延べ100人近くに及びました。 犯罪史に残るような重大事件の被告が法廷で何を語ったのか、また紙幅の都合で省略・簡略化せざるを得なかった遺族や負傷者の思いを、できる限り網羅的に、そのままの言葉で残しておきたいというのが、電子書籍化の理由です。 電子書籍は以下のリンク(https://www.sankei.com/tag/topic/

    奪われた「努力の天才」たちの夢 京アニ事件裁判記録を電子書籍化
  • 米原ルート検討求め決議 北陸新幹線延伸で石川県議会、馳知事は「小浜ルートで変わりない」

    北陸新幹線敦賀(福井県敦賀市)―新大阪間の延伸を巡り、石川県議会は20日、東海道新幹線米原駅(滋賀県米原市)経由のルートを検討するよう求める決議を賛成多数で可決した。政府、与党が決めた福井県小浜市を通る現行計画の着工見通しが立たないとして、ルート変更による早期の全線開業を働きかける。 決議は、建設費の高騰などで「完成まで30~40年はかかるとも言われている」と現行計画の問題点を指摘。京都府を通るルートを巡り「地下水の枯渇や残土処理など住民の不安は大きい。(京都府に)メリットが少なく、理解を得るのは至難の業だ」と言明した。 その上で「国家プロジェクトとして、一刻も早く東海道新幹線につなぐことが肝要」と訴えた。採決では自民党会派のほぼ全員と公明党などが賛成した。 馳浩知事は可決後、記者団に「議会の意思表示には敬意を表す一方、小浜ルートでの早期整備を求めることに変わりはない」と述べた。

    米原ルート検討求め決議 北陸新幹線延伸で石川県議会、馳知事は「小浜ルートで変わりない」
  • アジア最大級「満員に埋めて新たな感動体験を」 バスケBリーグ名古屋の新アリーナ公開

    2025年開業予定で、バスケットボールBリーグ1部(B1)名古屋Dの新拠地となる「IGアリーナ」(名古屋市)の内部が16日、初公開された。記者会見したクラブの山下雄樹社長は「高揚感を抱いている。アジア最大級のアリーナを満員に埋めて、新たな感動体験を与えたい」と大きな期待を口にした。 名城公園の一角に建設中で、運営会社によると、バスケットボール開催時には約1万5千人が観戦可能。最先端の情報通信技術(ICT)も活用する。来賓として出席した愛知県の大村秀章知事は「スポーツ、コンサート、エンターテインメントの殿堂として、世界最高峰のコンテンツを提供できる」と胸を張った。

    アジア最大級「満員に埋めて新たな感動体験を」 バスケBリーグ名古屋の新アリーナ公開
  • 半世紀「塩漬け」状態だった四国新幹線 瀬戸大橋経由で一致した「岡山ルート」の行方

    計画策定から半世紀以上実現していない「四国新幹線」の誘致に向けた取り組みが、ここにきて熱を帯びている。昨年、四国4県が岡山から各県に線路をつなげる整備ルートで方針が一致したことで議論が活発化。今年6月には四国の官民で作る「四国新幹線整備促進期成会」が4県の知事とともに記者会見を開き、早期実現に向けた署名活動の実施を表明した。各地で整備が進み、今や「唯一の新幹線空白地帯」となった四国。『夢の超特急』の実現なるか-。 次は四国だ「四国が一つとなった今、次(の新幹線整備)は四国だという熱い思いを形にして国にしっかりアピールしたい」 今月、高知県山町で開かれた記者会見。四国の行政、議会、経済団体など46団体で構成する期成会の佐伯勇人会長(四国電力会長)は四国新幹線誘致の署名活動についてこう意気込みを語った。 記者会見で署名活動の開始を発表する後藤田正純徳島県知事(手前)ら四国新幹線整備促進期

    半世紀「塩漬け」状態だった四国新幹線 瀬戸大橋経由で一致した「岡山ルート」の行方
  • <浪速風>大阪のまちに広大な都市公園誕生へ 豊かな緑が潤いをもたらすか

    「グラングリーン大阪」の先行まちびらき100日前となり、記念イベントが開かれた=5月29日、大阪市北区 JR大阪駅北側の再開発地域「うめきた」に洗練された都市公園が当に誕生するのだろうか。当初計画を知ったとき、正直言って半信半疑だった。「大阪最後の一等地」と呼ばれた地域が、広大な緑の公園に生まれ変わることがなかなかイメージできなかったからだ。 ▶うめきたは、物流拠点として機能したJR貨物の梅田駅跡地を中心とした約24ヘクタールの地域。「うめきた1期」では「グランフロント大阪」が平成25年に開業。さらに再開発は進み、「うめきた2期」(グラングリーン大阪)の先行まちびらきまで約3カ月になった。 ▶9月の先行開業では商業施設などのほか、うめきた公園約4・5ヘクタールのうち約7割がオープン。豊かな緑の光景は憩いの場となり、訪れた人たちに潤いを与えてくれるだろう。大阪・関西万博に向けた機運を高める

    <浪速風>大阪のまちに広大な都市公園誕生へ 豊かな緑が潤いをもたらすか
  • お城あり、人情あり…「ジョー」であふれるアマ 波乱の尼崎城再建に市民らから寄付殺到 アマ物語①

    関西の鉄道沿線各地を訪ねるふらっとホーム。「池田」「難波」に続く第3弾は「尼崎」だ。えっ、アマに見るとこなんてあったかいな? と思われる方もいるかもしれない。実は平成30年3月に一般社団法人あまがさき観光局が設立され、尼崎市は〝観光地〟を目指し始めたのだ。そのきっかけとなったのが阪神電鉄尼崎駅前で31年3月に一般公開となった尼崎城である。「人(にん)ジョー」「愛(あい)ジョー」「ジョー景(けい)」「ジョー緒(ちょ)」と尼崎にはジョーがいっぱい。題して『ジョーのある町尼崎』-。こらおもしろそうや! 「西の守り」の要大坂夏の陣の後、徳川幕府は元和3(1617)年、譜代大名で〝築城の名手〟といわれた戸田氏鉄に尼崎城を造らせた。 4層の天守に三の丸まである立派な城郭は甲子園球場の約3・5倍。5万石の大名の城にしてはちと広い? 「その通りです。それだけ、幕府から重要視されていたということでしょう。大

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  • 国天然記念物「ツシマヤマネコ」3匹誕生 名古屋・東山動植物園、一般公開は予定なし

    名古屋市の東山動植物園は9日、飼育しているツシマヤマネコが3匹の赤ちゃんを出産したと発表した。ツシマヤマネコは国の天然記念物で、絶滅危惧種に指定されている。4月1日時点で、全国10施設で31匹が飼育されており、国は繁殖に力を入れている。 3匹は5月9日午前3~5時に誕生。母親の「レイラ」が授乳している。性別不明で、一般公開は予定されていない。 3匹の赤ちゃんを出産したツシマヤマネコの「レイラ」(東山動植物園提供)東山動植物園では過去7匹が生まれたが、帝王切開や人工保育など職員が手を貸すことが多かった。今回は自然分娩に成功しており、担当者は「子どもは来、親に育てられるのが自然な形なのでうれしい」と話した。 ツシマヤマネコは現在、90~100匹が野生に生息。環境省は4月、交通事故後に保護し訓練した雄1匹を長崎県対馬市で初めて放獣した。将来的には動物園などで人工繁殖させた個体を訓練して自然に返

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  • 文化財修理の京都の新拠点 候補地から後白河法皇や豊臣秀吉関連の遺構出土

    文化庁が京都での新設を目指している国立の「文化財修理センター」(仮称)の建設が模索されている京都国立博物館(京都市東山区)の敷地内から、後白河法皇の御所や豊臣秀吉が創建した寺関連の遺構が出土したことが分かった。遺構周辺の土中が湿地状態であることも判明。センター新設は文化庁の京都移転に伴う目玉事業で、文化庁は令和12年までの建設を目指しているが、今回の調査結果が今後の建設地選定に影響する可能性がある。 京都市埋蔵文化財研究所による昨年の試掘調査で判明した。出土したのは平安時代末に後白河法皇が造営した法住寺殿(ほうじゅうじどの)関係の遺構。源義仲が対立する法皇を急襲した「法住寺合戦」の舞台としても知られる。 同研究所によると今回の調査で、法住寺殿の溝状遺構と法皇の陵墓を管理する寺院時代の井戸跡が出土。溝状遺構は最大幅約3・9メートル、深さ約2・1メートル以上で、南に向かって細くなっていた。同時

    文化財修理の京都の新拠点 候補地から後白河法皇や豊臣秀吉関連の遺構出土
  • 能登半島地震4カ月 遅れた電力復旧 道路寸断、断水、さらに電力会社の現場連携が不十分

    被災地支援のため、高圧発電機車を用いて送電の応急処置を行う関西電力送配電の作業員=1月5日、石川県能登町(同社提供) 能登半島地震の発生から1日で4カ月となった。大規模な停電の復旧へ全国の大手電力会社が応援を派遣したが、約9割復旧するまで約1カ月かかった。1週間前後で同じ程度まで復旧した過去の大地震と比べて遅れたのは、道路の寸断と半島の地形、長引く断水で継続的な作業が困難を極めたため。さらには、異なる組織を持つ電力会社同士の連携に課題があった。 「もっといろいろなことができるのに」 1月5日~8日、石川県輪島市と珠洲市で関西電力子会社の関西電力送配電からの応援部隊第1陣として活動した、同社神戸配電エンジニアリングセンターの黒田新二作業長(32)はジレンマを抱えていた。 8人チームで高圧発電機車による避難所などへの応急送電に着手したが、車中泊を余儀なくされ、断水と料不足のため長期滞在は不可

    能登半島地震4カ月 遅れた電力復旧 道路寸断、断水、さらに電力会社の現場連携が不十分