鉄道に関連した優れた取り組みを表彰する今年の「日本鉄道賞」の表彰式が16日、東京都内で開かれた。選考委員は鉄道好きと知られる将棋の藤井聡太七冠らで、大賞には4月に新型車両がデビューしたJR西日本の特急「やくも」を選んだ。 やくもはJR岡山駅(岡山市)と出雲市駅(島根県出雲市)を結ぶ。新型の「273系」は鮮やかなブロンズ色の車体が特徴。家族やグループで楽しめる半個室型の座席や、カーブ通過時の揺れを軽減した点などが評価された。 賞は今回で23回目。22件の応募から大賞のほか、特別賞として昨年8月に開業した宇都宮市などを走る次世代型路面電車(LRT)「ライトライン」など4件を選んだ。