【読売新聞】G大阪社員・渡辺さん「支えられた分恩返し」 2001年6月に大阪教育大付属池田小学校(池田市)で起きた児童殺傷事件は、8日で発生から22年となる。当時2年生で、仲良しだった友だちが犠牲になった渡辺怜奈さん(29)は、事件
【ラスベガス(米ネバダ州)=仁木翔大、小林泰明】家電・情報技術(IT)の展示会「CES」が7日からラスベガスで開幕するのを前に、日本の自動車大手や電機大手がITに関連する構想や技術を発表した。 トヨタ自動車は6日(日本時間7日朝)、最先端のITで便利な暮らしを実現する「スマートシティー」を、静岡県裾野市で2021年初めに着工すると発表した。 スマートシティー構想を発表するトヨタの豊田章男社長(米ラスベガスで)=小林泰明撮影 自動運転車や住宅設備、ロボットなどをインターネットでつなげる実証実験とし、20年末に閉鎖予定のトヨタの工場跡地に設ける。広さは約70万平方メートルと明治神宮程度の大きさで、トヨタ従業員など約2000人が住む想定という。 トヨタは、開発中の電気自動車(EV)「イー・パレット」を街で自動走行させ、移動手段のほか移動型の店舗などとしても活用する。建物は主に木材で造り、燃料電池
東京都は、都心の銀座地区と臨海部とを結ぶ新しい地下鉄路線を、今後10~20年後をめどに整備する方針を決めた。将来的には茨城、千葉県方面と都心をつなぐつくばエクスプレスなどとも接続し、羽田空港まで直結させることを目指す。2020年東京五輪・パラリンピックを機に開発が進む臨海部の交通網を整備することで、新たな成長の原動力にしたい考えだ。 複数の関係者によると、都が検討しているのは、銀座地区から東京臨海高速鉄道りんかい線の国際展示場駅までの約5キロ区間。大規模再開発が予定される築地市場跡地のほか、五輪選手村や高層マンションの建設が進む晴海・勝どき地区、豊洲市場の周辺などに5か所程度の新駅を整備する。都は、1日当たりの利用者を約5万人と想定している。 新線がつながるりんかい線には、JR東日本が整備を計画する「羽田空港アクセス線」の一部が接続する予定で、つくばエクスプレスの秋葉原駅から東京駅までの延
【北京=東慶一郎】中国国営新華社通信は26日、ジャイアントパンダが竹を主食とする理由について、四川省の成都パンダ繁殖研究基地の張文平研究員が「解明した」と報じた。 巨体を持ちながら栄養価の低い竹やササを愛する理由は、パンダファンの間で「百万年の謎」(人民日報)とされてきた。新華社通信によると、張氏はパンダのフンの分析を通じ、パンダの腸内細菌群は竹の繊維を分解する能力を持たないことを解明。パンダは食物繊維のセルロースではなく、竹に含まれるでんぷんなどから必要なエネルギーを得ているという。 竹を主食とする理由について〈1〉ほかの食物よりも広く分布し、食物として竹を争う動物が少ない〈2〉比較的高濃度のでんぷんが得られる〈3〉四季により各部位のでんぷん含有量が変わるため、パンダは季節に合わせて含有量の高い部位を食べることができる――点を挙げている。
外国人観光客が急増している京都市で、バスの混雑が問題化していることから、同市は24日、観光地などを結ぶ路線が乗り放題となる「1日乗車券」(500円)を、来年3月から600円に値上げすることを決めた。 観光客らで車内が満員となり、市民から「バスに乗れない」との苦情が相次いでおり、混雑を少しでも緩和するのが目的だ。 1日乗車券は、均一運賃区間(230円)であれば、市バスと、民間の「京都バス」が乗り放題となる。3回乗れば元が取れる割安感が観光客に人気を呼び、2000年度に700円から500円に値下げされると、発売枚数は100万枚に達し、15年度には6倍の614万枚まで増えた。 購入者の多くは外国人とみられ、数年前から、大きなスーツケースを抱えた外国人らで車内が混雑することが常態化。停留所で待っていた一般市民が乗れなかったり、観光客の乗降に時間がかかったりし、運行の遅れも目立っている。
沿線人口の増加などで、最終利益は前期比6億1300万円増の26億6900万円となり、01年の開業以来初の黒字となった16年3月期に続き、2期連続の黒字を達成した。 乗客の鉄道利用による旅客運輸収入は、同3億1400万円増の79億3000万円だった。浦和美園駅を中心とした沿線開発で、大型マンションや一戸建ての建設が進んで居住者が増えたためで、1日あたりの平均輸送人員は10万5034人と過去最多を更新した。 鉄道利用以外の運輸雑収は、同5500万円増の18億7700万円。浦和美園、南鳩ヶ谷両駅の臨時切符売り場跡地に保育園を誘致した貸付料収入や、企業から駅の副名称を募集する広告料収入などが好調だった。 SRは14年度の事業再生ADR(裁判外紛争解決手続き)による金融機関の債権放棄などで、16年3月期に初めて赤字を脱却した。SRは「沿線で来期以降も人口が増えるため、増益傾向はしばらく続くだろう」と
退院を前に大郷さん(右)に感謝するパクさん(中央、左は婚約者のキム・ボンジュンさん)(1月17日、大阪府吹田市の国立循環器病研究センターで) 肺の難病で余命わずかと診断された韓国人の女性が、国立循環器病研究センター(国循、大阪府吹田市)で新しい治療を受け、社会復帰した。女性は昨秋、インターネットでこの治療を知り、わらにもすがる思いで医師を頼った。慣れない日本での闘病生活は、異国での苦労を知るサッカーJ1・ガンバ大阪の韓国人選手も支えた。女性は「日本で命を救ってもらった」と話している。 女性は、ソウル近郊でデザイン関係の仕事をしているパク・ソヨンさん(36)。約5年前、肺動脈に血栓ができて全身に酸素が送れなくなる「慢性血栓塞栓性肺高血圧症」と診断された。「ゾウにいつも胸を踏まれているよう」。10メートルも歩くと2~3時間動けない。日本でも難病指定され、患者は推定で約2000人いる。 韓国の病
モザイクタイル壁画の階段ホール、屋上の展望レストラン――。2020年の東京五輪・パラリンピック開催を機に、1964年東京五輪にまつわるものが注目されている。建物もその一つだ。64年に東京で生まれ、雑誌「東京人」の副編集長を務めた経験を持ち、都市や建築に詳しい鈴木さんは、これらのビルを愛着を込めて「シブいビル」と呼ぶ。鈴木さんは「今は見られない手仕事の内装や遊園地的な仕掛けなど、魅力がいっぱい。再開発で消えてしまう前に目に焼き付けてほしい」と話す。 戦後モダニズムの作品が再評価 建築が文化遺産として社会的に認められるには、ある程度の築年数を経なければならない。それは、現在では少なく見積もって50年以上ではないだろうか。 つい最近までは戦前の建物にしか学術的、文化財的な価値は認められていなかったが、ル・コルビュジエ作の国立西洋美術館(1959年築、本館)が世界文化遺産に認定され、その弟子である
国土交通省は新年度から、事故を未然に防ぐ「衝突被害軽減ブレーキ(自動ブレーキ)」について、各メーカーの車種ごとに性能差をテストして評価する仕組みを導入することを決めた。 結果を公表することでユーザーに安全性能を分かりやすく示すとともに、メーカーにも技術開発を促し、安全性の高い車を普及させることが狙いで、自動ブレーキだけでなく、実用化が進む各種の先進的な安全装置にも対象を広げたい考えだ。 自動ブレーキは車載のセンサーで前方の障害物を検知し、衝突の恐れがある場合は自動でブレーキをかけ、衝突を防いだり、衝突時の被害を軽減する。約10年前から実用化され、近年は装置の低価格化などで普及が進み、軽自動車にも装備されるようになっている。 開発が進む一方で、障害物の検知にカメラを使うタイプや、レーダーを使うタイプがあるなど、メーカーによって特徴が異なる。作動する速度も、「自車の時速が30キロ以下」から「障
外国人が日本料理店で働きながら修業できる国の総合特区に京都市が認定されたことを受け、市は24日、老舗料亭「菊乃井」(東山区)でフランスの料理人を受け入れると発表した。 制度の特例により、無報酬、無保険でしか修業できなかった日本料理店の就労が認められ、日本人と同額以上の報酬も得られる。 市が和食文化の普及に取り組むNPO法人「日本料理アカデミー」(中京区)と協議し、理事長の村田吉弘さんが主人を務める同料亭での受け入れが決定。期間は最長で2年間とする。 来日するのは、フランスの老舗レストランで、シェフの息子として修業を積んだヴェラ・ジュリアンさん(20)。同店はミシュランガイドで一つ星を獲得しており、早ければ来月末頃に来日するという。 市役所で記者会見した村田さんは「特区の認定をはじめ、和食の世界無形文化遺産登録など、日本料理がワールドワイドになっていくよう」と歓迎。門川大作市長は「京都仕込み
天皇陛下は23日、80歳(傘寿(さんじゅ))を迎えられた。 これに先立ち、皇居・宮殿で記者会見し、80年を振り返り最も印象に残っていることとして「先の戦争」を挙げられた。天皇という立場について「孤独とも思えるもの」と自ら明かしつつ、「結婚により、皇后が寄り添ってくれたことに安らぎを覚え、これまで天皇の役割を果たそうと努力できたことを幸せだったと思っています」と述べられた。 陛下は、即位10年の記者会見で、「私は戦争のない時を知らないで育ちました」と話されている。3歳だった1937年7月に盧溝橋事件が起き、終戦は11歳の時だった。 今回の会見で陛下は、昭和戦争で310万人の日本人が犠牲になったことに改めて触れ、「夢を持って生きていた多くの人々が若くして命を失ったことを思うと本当に痛ましい限りです」と述べられた。戦後、平和と民主主義を守るべき大切なものとして憲法を作り、荒廃した国土の復興に尽く
NHK連続テレビ小説「あまちゃん」に登場した岩手県久慈市の久慈駅前ビル(通称・駅前デパート)が解体されることになった。 東日本大震災の揺れに耐えたが、老朽化に加えて、市がビルを含めて駅周辺を再開発するためだ。同市ではあまちゃんの撮影場所が観光地化しているだけに、ファンからは惜しむ声も聞かれる。 ビルはJRと三陸鉄道の久慈駅前にあり、所有する久慈駅前ビル協同組合によると、展望台を備えた地上4階地下1階で、約50年前に建設された。 ドラマでは、「北三陸市観光協会」が入居している設定で、登場人物が街おこしを議論する舞台となった。「協会」内はセットでの撮影だったが、外観がドラマに登場し、観光客に人気の場所となっている。 以前は衣料品店や土産物店など十数店が並んでいたが、老朽化で雨漏りが進み、現在は美容院と介護事業所、二つの事務所のみだ。市は中心市街地の活性化に向けて、来年度から5年かけて駅周辺に複
スポーツ行政を一元化するためのスポーツ庁について、政府が文部科学省の外局として創設する方針であることが17日、分かった。 スポーツ庁創設には、2020年夏季五輪・パラリンピックに向け、スポーツ関連の予算を効率的に確保する狙いがある。15年度の発足を目標に、文科省のスポーツ・青少年局を中核とし、関係省庁に対する調整機能も与える方向で調整する。 スポーツ関連の業務は〈1〉健康政策(厚生労働省)〈2〉スポーツ産業振興(経済産業省)〈3〉運動公園整備(国土交通省)――などの省庁にまたがっている。当初、内閣府のもとに集約する案もあったが、それぞれを切り出して集約し直せば、中央省庁の肥大化につながりかねないとして、文科省のもとで再編することになった。 権限を奪われる省庁の抵抗が予想されることもあり、文科省のスポーツ関連部署以外でスポーツ庁に追加されるのは、14年度に厚労省から一部事業の移管が始まる、障
ゆるキャラブームが続く中、宮崎市のクリーニング業者、吉永定晴さん(59)の元に、全国各地から着ぐるみの洗浄依頼が相次いでいる。 手作業による丁寧な仕上がりが評判となり、昨年は約200体を丸洗いした。最近は企業や大学などでも着ぐるみを使ったPRが盛んで、注文が増えているという。 吉永さんはクリーニング会社を妻美幸さん(58)と2人で切り盛りしている。布団の丸洗い専門だったが、約10年前、市内のゲームセンターから着ぐるみのクリーニングを引き受けたのをきっかけに、口コミやインターネットを通じて知られるようになった。 洗浄は、まず外側を高水圧のシャワーで洗い、洗剤を使ってブラシでこする。内側には自前で培養したEM菌(有用微生物群)の液体を振りかけて汗の臭いを落とす。柔軟剤で仕上げ、布団専用の脱水機などで水気を取り、3~4日ほどかけて自然乾燥すると、ふわふわした手触りに仕上がるという。
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