先週末から、米国とロシアのブログ界を一枚の絵が揺るがせた。いわゆる「カーニバル」に相当する、「マスレニツァ」を描いた、左の素朴派風の絵画である。11月末、あるロシア人が開設していたライブジャーナル上のブログにこれが紹介され、そこには次のように解説されていたという。 この絵を描いた画家は深刻な精神疾患を患っており、その証拠はこの絵から読み取ることが出来る。15年前から、ある精神医学教授がこの絵を講義に使い、何が示されているかを学生に問いかけているが、正しい所見に至った学生は1人だけだった。12月1日には、この教授自身がライブジャーナルにブログを開設し、回答をアップする予定である。それまで読者諸氏の意見を寄せて頂きたい。 大体、一枚の絵だけを見て、そこから書き手の精神疾患を診断するなんてことが出来るはずもなく、つまらんゲスの勘ぐりがセイゼイなのだが、何故か人はこういうことが大好きなのである。元