【ルサイル(カタール)=奥山次郎】サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会最終日は18日、ドーハ近郊のルサイル競技場に観衆8万8966人を集めて決勝が行われ、アルゼンチンがPK戦の末、フランスを下して36年ぶり3度目の優勝、世界一に輝いた。2-2で決着のつかなかった前後半後、延長を終えても3―3。勝負はPK戦に持ち込まれ、4―2で制した。 「神の手」ゴールに代表されるディエゴ・マラドーナの伝説的な大活躍で勝った1986年以来9大会ぶりの栄冠で、2ゴールを決めた主将のリオネル・メッシが史上初めて2度目の大会最優秀選手に選ばれた。今大会7試合にフル出場して7点を挙げたメッシは自身5度目のW杯で念願のトロフィーを手にした。得点王は大会8ゴールのエムバペが獲得した。 世界ランキング3位のアルゼンチンは前半23分にメッシのPK、同36分にはアンヘル・ディマリアのゴールで先行。同4位のフランスはエ