在日イスラエル大使館の近くに設置された柵に突っ込んだ乗用車=16日午後、東京都千代田区(寺河内美奈撮影) パレスチナ自治区ガザで続くイスラエル軍とイスラム原理主義組織ハマスの戦闘の行方がきわめて不透明な中、日本国内でも過激な動きが出ている。治安の悪化や凶悪テロの発生の懸念が高まっているが、警察・治安当局の備えは万全か。 今月16日、東京都千代田区のイスラエル大使館近くで、軽乗用車が侵入防止用の柵に突っ込み、警戒中の警察官が大けがをした。運転していたのは右翼団体構成員の53歳の男で、公務執行妨害で現行犯逮捕された。 事件前にこの男のものとみられる交流サイト(SNS)のアカウントでイスラエルを批判する投稿があった。警視庁は、男がガザの戦闘を巡ってイスラエルに反発し、大使館に突入しようとしたとみて、団体の指示や関与など背後関係を調べる。 同大使館付近は大規模デモや抗議活動で騒然としている。10月
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