記者拘束、最多の488人 中国やベラルーシで増加―国際団体 2021年12月16日21時13分 「国境なき記者団」のクリストフ・ドロワール事務局長=2017年、フランス・パリ(AFP時事) 【パリ時事】国際ジャーナリスト団体「国境なき記者団(RSF、本部パリ)」は16日、報道活動に関わって身柄を拘束されている記者やスタッフらが今月1日時点で、1995年の記録開始以降で最多の488人に上ると発表した。このうち女性は60人で、これも過去最多という。 拘束中のカメラマン死亡 尋問で暴行か―ミャンマー 声明によると、記者の拘束は香港を含む中国、ミャンマー、ベラルーシで増加している。クリストフ・ドロワール事務局長は「専制の強化や危機の蓄積、政権側に罪の意識がないことを表している」と懸念を表明した。 一方、殺害された記者らの数は46人で、2003年以来初めて50人を下回った。RSFは、紛争地帯のシリア