最近はやりのWeb2.0では、サービスは未完成状態でリリースして、少しずつ成長させていく「永遠のベータ」なんて考え方が提示されています。日本を代表するWeb2.0的企業である「はてな」でも、近藤社長みずから「50%の完成度でサービスを出すなんて言っていますね。 でも、少しずつ成長させると、その過程に携わった関係者にしかわからない「歴史」や「ノウハウ」が生じてしまい、将来困ったことになるんじゃないかな……なんて考えていたんですが、はてなのCTOである伊藤直也さんが大規模サービスを展開する企業が陥るジレンマなんて記事を書かれていて、はてなはその問題にどう対処しているのか聞いてみたくなりました。 アジャイル開発では、開発者の間で情報共有をするための工夫がたくさん盛り込まれますが、これはあくまでコードの話。システムの運営に関するノウハウは、伊藤さんも書かれているように泥臭いもので、アジャイルに