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ブックマーク / wirelesswire.jp (13)

  • 思想としてのインターネットとネット原住民のたそがれ

    思想としてのインターネットとネット原住民のたそがれ Twilight of the digital natives and thoughts on the future Internet 2015.07.14 Updated by yomoyomo on July 14, 2015, 13:41 pm JST 少し前に、人気ポッドキャストの Rebuild で、伊藤直也さんが川上量生氏の『鈴木さんにも分かるネットの未来』を紹介しているくだりが面白かったので、長くなりますが文字起こししてみます。 例えば電子書籍の話も、僕らはすぐそうやって、Kindle になってねーから、ふざけんなって思うじゃないですか。テクノロジーの進化を止めやがって、みたいな。だけど、このに書かれているのは、そうやって電子書籍が広まっていくのはいいんだけど、そうなると書籍ビジネスって基的に今の構造のままだとシュリンク

    思想としてのインターネットとネット原住民のたそがれ
    kasedac
    kasedac 2017/09/13
  • 人民は弱し プラットフォームは強し - WirelessWire News(ワイヤレスワイヤーニュース)

    今年の夏は休みもなく仕事でヨレヨレに近い状態なので、今回は軽めにさせてもらいますが、まずニコラス・カー(Nicholas Carr)の The platform is the conversation という文章を紹介したいと思います。 この文章は、「インターネットができる前、人々の座り方や話し合い方に当に影響があった最後のテクノロジーはテーブルだ」というクレイ・シャーキーが2003年に行った講演からの引用で始まります。もちろんこれはジョークなのですが、テーブルをソーシャルネットワーキングのテクノロジーと考えた場合に重要なのは、テーブルには何の思惑も意図もないことだ、とニコラス・カーは真面目なんだかふざけてるんだか分からない感じで話を続けます。 確かにテーブルが何か口を挟むことはないですし、何の意図も持たないでしょう(よほど形状に特徴がなければ)。テーブルは飽くまで中立の存在であり、話し

    人民は弱し プラットフォームは強し - WirelessWire News(ワイヤレスワイヤーニュース)
  • 個人ブログ回帰と「大きなインターネット」への忌避感、もしくは、まだTwitterで消耗してるの? - WirelessWire News(ワイヤレスワイヤーニュース)

    個人ブログ回帰と「大きなインターネット」への忌避感、もしくは、まだTwitterで消耗してるの? 2014.09.17 前回の最後に次回予告めいたことを書いたのですが、こういうときに限ってその通りにいかないもので、その後取り上げたい別の話題に出くわしたため、予告した文章はこの次に回すことにします。しかし、(ちょっとややこしいですが)今回の文章は内容的に前回とつながっています。 今回まず取り上げるのは、スコット・ローゼンバーグ(Scott Rosenberg)の「"Bloggy to the core" indeed」で、そこで話題になるのはズバリ、個人のブログの復活の兆しです。 今になってブログの復活!? と言われるかもしれません。このエントリの冒頭に掲げられた GIF 画像は、モンティ・パイソンの映画『モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル』で、エリック・アイドルが死体を集めて回

    個人ブログ回帰と「大きなインターネット」への忌避感、もしくは、まだTwitterで消耗してるの? - WirelessWire News(ワイヤレスワイヤーニュース)
  • 我々は信頼に足るアルゴリズムを見極められるのか?

    我々は信頼に足るアルゴリズムを見極められるのか? Can we value the algorithm enough to trust? 2016.10.06 Updated by yomoyomo on October 6, 2016, 17:44 pm JST 前回、プラットフォーム企業がウェブを中央集権的でクローズドなものにしている話を書きましたが、そうしたプラットフォーム企業が提供するサービスの根幹にある「アルゴリズム」が問題視される事案が最近いくつかありました。 それは例えば、Facebook が人間の編集者を解雇した途端にアルゴリズムがデマをピックアップしてしまった件であったり、ベトナム戦争の有名な報道写真「ナパーム弾の少女」を次々削除した後、批判受け撤回した件であったり、日でもべログの点数操作疑惑がありました。 まさに『アルゴリズムが世界を支配する』と言いたくなりますが、

    我々は信頼に足るアルゴリズムを見極められるのか?
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    kasedac 2016/10/25
  • インターネットは我々である:2015年のクルートレイン宣言

    インターネットは我々である:2015年のクルートレイン宣言 2015.01.13 Updated by yomoyomo on January 13, 2015, 14:00 pm JST Web 2.0! ......と2015年になってこの言葉を持ち出しても、何を今さらという感じでしょうか。提唱者のティム・オライリーも、この言葉を冠したカンファレンスを2011年を最後に打ち止めにしているくらいですが、この言葉が表現していた、プラットフォームとしてのウェブが実現する個人のエンパワーメント、情報の送信側と受信側の垣根がなくなる双方向型、参加型なメディアの実現といった話に何の意味もなかったわけではありません。 例えば、この言葉が言われた当時からジョエル・スポルスキーは、「私は、人々がWeb 2.0という語を使うのを聞くと、その日一日、自分が少し愚かになった感じがする」と極めて批判的でしたが、

    インターネットは我々である:2015年のクルートレイン宣言
  • 社会的価値としてのプライバシー(後編) - WirelessWire News(ワイヤレスワイヤーニュース)

    一年以上前になりますが、技術評論社の雑誌 Software Design 2012年8月号の「いま読んでおくべきはどれだ? エンジニアのパワーアップ読書」という特集でなぜか洋書の選定を依頼され、IT の枠に留まらずにいろいろ選ばせてもらったのですが、その中で絶対入れたかったのがジョージ・ワシントン大学ロースクール教授のダニエル・J・ソローヴの著書でした。 彼の名前を意識したのは、人間的な好き嫌いは別として(という言い回しは、往々にして「人間的には好きではない」の言い換えなのですが、ここではあてはまりません。ワタシにとって氏は仰ぎ見る存在です。もちろん人間的な好き嫌いは別にしての話ですが)その仕事には敬意を払っている八田真行さん経由なのですが、プライバシー問題を語る上でソローヴの名前は絶対外せません。 彼のその時点での(文執筆時点においてもですが)最新作は『Nothing to Hide

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    kasedac 2016/08/24
  • 社会的価値としてのプライバシー(前編) - WirelessWire News(ワイヤレスワイヤーニュース)

    数年前、ある宴席で速水健朗さんに、「山形浩生信者のくせにプライバシー保守派のyomoyomo」とからかわれたことがあります。おそらく速水さんは、ワタシがブルース・シュナイアーの「プライバシーの不変の価値」や電子フロンティア財団(EFF)のブログを翻訳しているのを指して言ったのだと推測します。 確かに「露出社会」とも言われるこのご時勢、プライバシーの重要性を訴えるよりも、プライバシーなんて幻想だ、もうとっくに失われていると断ずるほうが強そうだし、潔い感じがします。 しかし、個人的には一見勇ましいことを言う人こそ、刃が自分に向けられたときに醜態を晒しがちという印象があります(念のために書いておくと、上で名前を挙げた速水さんはそういう手合いではありません)。 例えば、エリック・シュミット Google 会長。彼がまだ GoogleCEO だった2009年、「他人に知られたくない事がある人は

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    kasedac 2016/08/24
  • もうすぐ絶滅するという開かれたウェブについて

    もうすぐ絶滅するという開かれたウェブについて This is Not the End of the Open Web 2016.08.22 Updated by yomoyomo on August 22, 2016, 10:31 am JST すっかり旧聞に属しますが、Internet Archive が主催し、これからのウェブのあり方を議論するイベント Decentralized Web Summit が6月に開かれました。 このサミットには "Locking the Web Open" というサブタイトルが付いていますが、逆に言えば、主催者には現在のウェブはオープンではないという認識があるわけです。それにいたる流れを少し辿りたいと思います。 そもそも Open Web(オープンウェブ、開かれたウェブ)という言葉が特に言及されるようになったのは、2010年だったと記憶します。その背景の

    もうすぐ絶滅するという開かれたウェブについて
  • マクロ経済から見た人工知能の研究開発に取り組むべき課題とは?  ーシンギュラリティ・サロン第13回公開講演会リポートー

    マクロ経済から見た人工知能の研究開発に取り組むべき課題とは?  ーシンギュラリティ・サロン第13回公開講演会リポートー 2016.05.11 Updated by Yuko Nonoshita on May 11, 2016, 07:30 am JST 人工知能の研究開発に携わる有識者を招いて行われる「シンギュラリティ・サロン」の第13回目となる公開講演会のリポートをお届けする。 今回は駒澤大学経済学部の井上智洋氏を講師に迎え、「第二の大分岐-汎用人工知能は雇用を奪うか?経済成長をもたらすか?人々は遊んで暮らせるか?-」というタイトルで、マクロ経済学者の視点から人工知能や経済や雇用に与える影響についての話が取り上げられた。 井上氏は前回のシンギュラリティサロンに登壇した高橋恒一氏 と「AI社会論研究会」  という、さまざまな分野から有識者を招いた勉強会を自身でも開催している。今後、登場する

    マクロ経済から見た人工知能の研究開発に取り組むべき課題とは?  ーシンギュラリティ・サロン第13回公開講演会リポートー
    kasedac
    kasedac 2016/05/11
    “駒澤大学経済学部の井上智洋氏…「第二の大分岐-汎用人工知能は雇用を奪うか?経済成長をもたらすか?人々は遊んで暮らせるか?-」”
  • 20年後:インターネットの自由という夢の死

    20年後:インターネットの自由という夢の死 After Twenty Years: The Dream of Internet Freedom is Dying 2015.09.14 Updated by yomoyomo on September 14, 2015, 18:01 pm JST 今でもあのときの記憶がよみがえっては俺を苛む 呪いのように俺を苛む 夢が現実にならなかったら、それは嘘になるのか それとももっとひどいものなのか その想いが俺を川に向かわせる 川が干上がっているのは分かっているのに その想いが今夜も俺を川に向かわせる (ブルース・スプリングスティーン「ザ・リバー」) 前回の文章は、インターネットが一般的になっての20年をソーシャルメディアとネットコミュニティという切り口でワタシなりに総括した仕事についてのものでした。前回の文章は最初に朝日新聞デジタルの20周年記念特

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  • マイクロソフトに「ティム・クック」はいるのか? - Asymco - WirelessWire News(ワイヤレスワイヤーニュース)

    アップルが営業ベースの粗利率(operating margin percentage)の高さで、マイクロソフトやグーグルを上回ってことは以前に述べたが、これは驚くべきことである。大半の人の目にはいまだにアップルは「ハードウェアの会社」、マイクロソフトは「ソフトウェアの会社」、そしてグーグルは「(ウェブ)サービスの会社」と映っているのだから。 ハードウェアの会社のほうがソフトウェアやサービスの会社よりも儲けの幅が大きい。これはテクノロジー業界を分析するものにとって異端に等しい考えであり、そういう逆転現象が生じていること自体、ニュースに価する出来事と思う。しかし、アップル_市場におけるパワーの源泉がハードウェア事業だけにあるわけではない。業界の半可通でもそのことは知っている。アップルの力の源泉は、ハードウェア、ソフトウェア、サービスをすべて自分のところでコントロールしていることにある。 技術

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    kasedac 2012/06/29
    "マイクロソフトはあるジレンマに直面している、ということがいえる。安価なハードウェアに高価なソフトウェアを載せて売るというビジネスモデルは、もはや通用しなくなりつつある…"
  • クリステンセン教授の先見性と、アップル「Siri」の潜在力 - Asymco - WirelessWire News(ワイヤレスワイヤーニュース)

    ハーバード大学ビジネススクール時代の恩師であるクレイトン・クリステンセン(Clayton Christensen)教授--『イノベーションのジレンマ』などの著者--は、2004年3月に「Open Source Business Conference」で講演を行った(この講演の模様を録音したものが、リンク先のページ「Capturing the Upside」で聴ける。「破壊的なイノベーション」("Disruption")の核心に触れた話が聞けるので、ぜひ始めから終わりまで通して聞いてみることをお勧めする)。 この講演のなかには(市場)分析に関する多くの分野で役に立つ教えが含まれている。そしてiPhone 4Sに搭載された「Siri」の潜在力について考える時、私はこのなかで語られている、次のような話を思い出す(7年半も前にこんな話をしていたなんて、教授には先を見通す千里眼があるのではないか)。

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    kasedac 2012/04/09
    「Siriの潜在力は次の4つの原則に根付いている…その技術は当初、慎ましい目標を掲げて投入され、そしてしっかりと目標を達成する…数多くの熱心なユーザーが存在し、その技術に実体を与える…」
  • 「PC時代はすでにたそがれ」- IBM技術担当幹部が見据える「次の中心分野」とは - WirelessWire News(ワイヤレスワイヤーニュース)

    IBMといえば、30年前にPCを発売してパソコン普及の原動力となり、またマイクロソフト(Microsoft)躍進のきっかけをつくった存在であることは周知の通りだが、そのIBMで初代PCの開発に携わり、現在も同社で幹部の立場にある人物が、「パソコンは真空管やタイプライターと同じ運命をたどる」とする見解を明らかにして、一部で話題になっている。 IBMでは8月12日に同社PC事業の開始から30周年を迎えるが、これを目前に控えた10日に、IBMでオリジナルPCの設計に携わったエンジニアのマーク・ディーン(Mark Dean)氏が、自らのブログで「PCの時代は終わりつつある」と発言した。 同氏は、IBMのチーフ・エンジニアとして、初代PCのハードウェア開発に携わり、初代PCに関する9つの特許のうち3つを保有する人物。また、その後80年代を通じて同社でPCの設計部門を率いた後、現在は同社の中東およびア

    kasedac
    kasedac 2011/08/12
    "、「初代PCの開発に携わった時には、生きている間にPCの衰退を目にすることになるとは思わなかった」「PCはもはやコンピューティング技術の最先端にはいない」"
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