(CNN) サンダル履きの幼い子どもたちが太陽に照らされて顔をしかめる。学校の校庭を裸足で歩く子どもたちもいる。パレスチナ自治区ガザ地区中部のデイルアルバラ。物干しロープにつるした洗濯物と、埃(ほこり)まみれのテントが風にはためいていた。 「私たちの生活は苦しいことばかり。飲み水はないし、住めるような滞在場所もない」。パレスチナ人の避難民モハマド・シャバトさんは言う。「健康はなく、教育もない。この子たちはどうやって生きればいい? 勉強は? この前は新型コロナで、今度は戦争だ。私たちは精神的に疲れ切っている。私は60歳だ。過去にも戦争を経験してきたが、これほどの抑圧の中で生きたことはなかった」 住民は何カ月にもわたって避難生活を強いられながら、ガザ全土に散らばった家族や親類の身を案じてきた。イスラエルの攻撃から逃れられる場所はどこにもない。 ガザ北部ベイトハヌーンからの避難を強いられた女子生
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