河井克行前法務大臣と妻の案里議員が起訴された去年の参議院選挙をめぐる大規模な買収事件の初公判で、克行前大臣は「現金は票の取りまとめを依頼する趣旨で提供したわけではない」と述べ、無罪を主張しました。また、案里議員も「当選を目的として現金を渡したことはない」と無罪を主張しました。 前の法務大臣の河井克行被告(57)は、去年の参議院選挙で妻の案里議員を当選させるため、地元議員や後援会幹部など合わせて100人に2900万円余りを配ったとして公職選挙法違反の買収の罪に問われ、参議院議員の案里被告(46)も、このうち地元議員5人に合わせて170万円を配った罪に問われています。 東京地方裁判所で開かれた初公判で、克行前大臣は黒っぽいスーツ姿で法廷に入る際、軽く頭を下げて、少し傍聴席を見渡してから席に着きました。 また、案里議員は紺のスーツ姿で、深く頭を下げて緊張した表情で法廷に入りました。 克行前大臣は
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