新型コロナウイルスの影響で広がる在宅勤務。しかし、未就学児がいる場合、幼稚園や保育園の利用も制限され、育児との両立に悩んでいる保護者が多いことが当事者グループの調査で分かった。子どもが寝静まった深夜や早朝に仕事をせざるを得ないなど疲弊しており、「仕事も育児も」と求められる現状の改善を訴えている。 【図表】テレワーク、「おうち育児」に悲鳴 ■つらさ訴えたいと当事者が調査 首都圏で未就学児を育てる保護者らが緊急で立ち上げた「コロナ危機下の育児と仕事の両立を考える保護者有志の会」が13日、発表した。調査は、5月4日~10日、首都圏で未就学児を育てながら働く保護者を対象にインターネット上で行われ、1723件の回答を得た(有効回答1634件)。保育園や幼稚園が利用できなくなったことによる勤務上の影響や、在宅勤務と育児を両立する上での生活面の影響などを尋ねた。それによると、「在宅勤務中に仕事を中断して