<新型コロナウイルスの厳しいルールが緩和されていくかと思われた矢先、第2波襲来でさらに新たな規制が課された背景には、一部の「マスク軽視」層が> イギリスで新型コロナウイルスの規制が数カ月ぶりに強化され、嫌な週になった。これまでずっと、帰宅後隔離にならないように外国渡航を取りやめたり訪問国を変えたり、局地的ロックダウン(都市封鎖)に耐えたりしてきたが、概して僕たちは、規制緩和の時代――あるいは、医療崩壊を阻止するためとして行われた3月の3週間にわたる非常事態で奪われた自由を徐々に取り戻していく時代――に突入したと考えていた。 このままでは医療崩壊が起こるぞと叫ばれてからは既に長い時間がたったが、その上また、唐突に新たなルールが設定された。7人以上のグループで集まってはいけない、というものだ。これはたとえば、僕の妹(子供が4人いる)は夫と子供1人を置いていかないと、両親に会いに行けないことにな
![ロックダウンに耐え忍んだ末のイギリスの規制強化は誰のせい?](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/2764e975768beabf4e7c53cfe9cfdfbcf584d555/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.newsweekjapan.jp%2Fjoyce%2Fassets_c%2F2020%2F09%2Fjoyce200924-uk-thumb-720x471-215809.jpg)