<イングランドでは新型コロナウイルスの規制が7月19日にほぼ全て解除され、「自由の日」になった。それでもまだロックダウンを続けるべきだと主張する人も多いが、この対立構図はブレグジットの時とそっくりだ> 理論上は、新型コロナウイルスの残りの規制もほぼ全て解除された7月19日は、イングランドにとっての「自由の日」になった。「理論上は」と言ったのは、大多数の人々は既にやりたいことはしていたからだ。 例えば、(7人以上の集会を禁じた)「6人ルール」の延長の是非を英政府が議論していたその日、サッカー欧州選手権でイングランドがウクライナに勝利しベスト4進出が決まったことで、僕の住む街でも何百人もの人々が路上で歌い踊り、抱き合って騒いでいた。彼らが道路をふさがないようにと警察が駆り出されていたが、群衆を追い払おうとも距離を取らせようともしていなかった。 イギリスの度重なるロックダウン(都市封鎖)や規制は