6月26日、日米共同統合訓練「ドーンブリッツ」が終了した。この訓練は平成25(2013)年6月10日(月)~6月26日(水)の間、米国カリフォルニア州キャンプ・ペンデルトンおよびサンクレメンテ島ならびに周辺海・空域にて実施されたものである。 訓練の狙いは「島嶼侵攻対処に係る自衛隊の統合運用要領及び米軍との共同対処要領を演練し、その能力の維持・向上を図る」ことを目的にしたものであり、ヘリコプターや揚陸艇を使った上陸作戦が公開された。 ドーンブリッツ、2つの特筆すべき意義
6月26日、日米共同統合訓練「ドーンブリッツ」が終了した。この訓練は平成25(2013)年6月10日(月)~6月26日(水)の間、米国カリフォルニア州キャンプ・ペンデルトンおよびサンクレメンテ島ならびに周辺海・空域にて実施されたものである。 訓練の狙いは「島嶼侵攻対処に係る自衛隊の統合運用要領及び米軍との共同対処要領を演練し、その能力の維持・向上を図る」ことを目的にしたものであり、ヘリコプターや揚陸艇を使った上陸作戦が公開された。 ドーンブリッツ、2つの特筆すべき意義
「民主党政権下で海上自衛隊の艦船と中国軍艦との間に15カイリ、28キロの距離を置くことを決めていた、そういう事実は民主党政権下であったというふうにご認識ですか? 総理は」 7日午後の衆院予算委員会で質問に立った民主党の岡田克也前副総理は、質問の冒頭から、野田佳彦政権が昨年の沖縄県・尖閣諸島の国有化後、周辺海域で挑発を繰り返す中国海軍艦艇に「過度な配慮」をした指示を海自艦艇に出したとする産経新聞の報道を取り上げた。岡田氏はこの指示を出した「中心人物」とされる。 安倍晋三首相は「こちらの態勢の詳細に関わることでありますから、前政権のこととはいえ、今ここでつまびらかにすることは控えさせていただきたいと思います。しかし、安倍政権ができたときに、それまでの対応を全体的に見直した結果、中国に対して過度な配慮をした結果、十分な対応はできていないと私が判断したことは事実であります」と述べ、「過度な配慮」は
丹羽宇一郎前駐中国大使は19日、都内で講演し、中国海軍による自衛艦へのレーダー照射問題について、「首相や防衛相への報告が遅れても許されるような事件だ。メディアも大騒ぎするな」と語った。 沖縄県・尖閣諸島に関して日本は「領土問題は存在しない」との立場だが、丹羽氏は今春に韓国で開催予定の日中韓首脳会談を機に「係争を認め、中国と話し合いの場を作ることを考えるべきだ」と述べた。 昨年の日本の尖閣国有化については「せめて日中国交正常化40周年が終わる12月末まで(待てなかったのか)。場合によっては5年であろうと4年であろうと急ぐこともない。大変疑問に思った」と当時の民主党政権を批判した。 さらに、「(日中友好に歴代首相が)大なり小なり努力されたのを一人の首相が壊していいのか」、「日米中の三角形の関係で、二辺(日米)だけを強力にするのは長い目で見て正しいのか」とも発言し、日米同盟強化を掲げる安倍晋三首
筆者は日中関係悪化の原因を彼に押しつけるつもりは毛頭ない。ただ、手記に書かれている事実を題材として、民間出身大使の是非をも含め、ここまで悪化した日中関係について総括する必要があると考える。 丹羽氏は「脱官僚」「官僚バッシング」の風潮に乗り、2010年7月、民主党政権によって中国大使にノミネートされた。手記にもあるが、当時「民主党は素人に外交を任せるのか」といった批判が挙がった。 これについて彼は、数々の政府の仕事の経験、つまり「経済諮問会議議員、地方分権改革推進委員会や総務省の独法(独立行政法人)評価委員会の委員長、税制調査会の委員」などを通じて国の重要政策に携わってきており、「日本が直面していた問題も把握していた」と述べ、だから問題ない(明確な言及はないが)というニュアンスで記述している。 今後、同様な人事があり得ることを考えれば、これを好機として真摯に振り返ってみることも有益であろう。
スパイ活動の疑いが持たれた中国大使館の元1等書記官(45)(外国人登録法違反容疑などで書類送検、起訴猶予)が関与した農産物の対中輸出事業を巡り、農林水産省が、提携先の中国側関係者を招いた宴会などを主催し、総額200万円以上を公費から支出していたことが分かった。 元書記官も参加していた。これまで同省は、事業への関与や事業破綻の責任をあいまいにしてきたが、当初から事業を積極的に推進していた実態が浮かび上がった。 農水省によると、中国国有企業の役員ら計7人が訪日したのは、事業が動き始めた直後の2011年1月26~31日。当時の筒井信隆農水副大臣が、自ら訪中して中国企業側と覚書を締結した翌月だった。 日程の調整は、国際交渉などを手がける同省国際部が担当。中国側の役員らは筒井氏の地元・新潟の農業関連施設や地方自治体が運営する都内のアンテナショップを訪問した。同省が所管する日本中央競馬会(JRA)の東
【北京=五十嵐文】18日付の中国主要各紙は、鳩山元首相が南京大虐殺記念館で手を合わせる写真を1面に掲載した。 日中関係が冷え込む中、中国メディアが日本の政界関係者の言動を好意的に報じるのは異例。安倍政権の対中政策に批判的な鳩山氏を持ち上げ、日本の世論を分断する狙いがあると見られる。 18日付京華時報紙は鳩山氏の写真と共に、鳩山氏が歴史問題で「おわび」を表明し、沖縄県・尖閣諸島は「係争地」だとの認識を示したことを「理性的」だと絶賛。新京報も同日付で、「日本国内にも強硬一辺倒ではなく、友好的で歴史を直視する声もある」との専門家の談話を掲載した。 鳩山氏の今回の訪中が、中国側の宣伝に利用された側面は否めない。鳩山氏は大虐殺記念館を訪れた際、諸説ある南京事件の犠牲者を「30万人」と特定している記念碑での献花は見送っていたが、国営新華社通信は18日、「30万人」との記念館側の説明に鳩山氏が「うなずい
鳩山氏訪中で安倍政権けん制=1面に写真掲載−中国紙 鳩山氏訪中で安倍政権けん制=1面に写真掲載−中国紙 【北京時事】18日付の中国各紙は鳩山由紀夫元首相が「南京大虐殺記念館」を訪問し、謝罪したニュースを1面などに掲載、手を合わせる鳩山氏らの写真とともに伝えた。鳩山氏の訪中を好意的に報道する一方、一部メディアは論評で中国への圧力を強める安倍政権をけん制した。 京華時報は鳩山氏が尖閣諸島を「係争地」と認めるべきだとの考えを示したことなどを紹介し、「(日中関係改善には)鳩山氏の姿勢が必要で、それ以外の道はない」などと主張した。 新京報は学者の寄稿を掲載し、鳩山氏の主張が「(尖閣問題の)平和的な解決を模索する現実的な方策」と強調。今後予定される公明党の山口那津男代表らの訪中を通じて、安倍政権が「強硬路線をやめることを希望する」と訴えた。 (2013/01/18-14:19)
菅官房長官は17日昼の記者会見で、中国を訪問中の鳩山元首相が沖縄県・尖閣諸島を「係争地である」との認識を中国側に伝えたことについて、「我が国の立場と明らかに相反する発言で、我が国の首相をされた方の発言として非常に残念で、極めて遺憾だ」と述べ、不快感を表明した。 鳩山氏の発言は、16日に北京の人民大会堂で行われた賈慶林人民政治協商会議(政協)主席との会談で述べられた。賈氏は「同意する」と歓迎した。 政府は尖閣諸島について、国際法上、日本の領有権を確立し、有効に支配もしているため、「領土問題は一切存在しない」との立場だ。これに対し、中国は尖閣諸島周辺に政府船や航空機による領海・領空侵犯を続けながら、尖閣諸島の領有権を持つとの宣伝を行っており、鳩山氏の言動が国際社会に誤解を招く懸念が指摘されている。
玄葉光一郎前外相(48)の男性私設秘書(43)が昨年9月、外国人登録法違反容疑などで書類送検された中国大使館の元1等書記官(45)(起訴猶予)と北京市内で接触していたことが分かった。 当時、元書記官の刑事処分は決まっておらず、「身分を偽ってはいない」などと無実を主張したという。現職外相の秘書が、スパイ活動の疑いを持たれていた容疑者と現地で接触するという外交上、不適切な事実が明らかになった。 元書記官は外交官の身分を隠して外国人登録証明書を取得したとして昨年5月、警視庁から出頭を要請されたが、応じることなく帰国した。当時の玄葉外相は記者会見で「中国側に抗議した」と説明。同庁は「元書記官はスパイの可能性が高い」と発表していた。 玄葉氏の秘書は昨年9月中旬、北京市の研究機関からの招きで訪中し、以前から知り合いだった元書記官と会った。秘書は読売新聞の取材に「友人として会った。何も頼まれていない。玄
【北京=川越一】丹羽宇一郎駐中国大使(73)が26日、離任を前に北京の日本大使館で行った記者会見の内容は以下の通り。■日中は極めて重要な隣国 皆さん。今日は本当にたくさんご出席していただいてありがとうございます。今回、北京の勤務を終えまして、今月の28日に帰国をすることになりました。 この期間中、約2年4カ月、でありますが、(沖縄県の)尖閣(諸島)で始まり尖閣で終わることになります。日中間にいろんなことがありましたが、この期間中、できるだけたくさんの地方を回って、現場を見て、実際の中国の姿に触れる、ありのままの日本人の姿とか日本の魅力を中国の人々に伝えることを心がけて参りました。 私は特にこの、私の一般的な考え方として、歴史は何十年、何百年前の昔のイメージとか、あるいは家族や父母、周囲の人々の声、環境を国民というのは継承しているわけでありますが、まあ、変化の激しい世界の中ではですね、今の姿
21日の夜(2012年11月)、東京・根津のあたりを歩き回った。立川談志師匠の一周忌だったからだ。地下鉄・根津駅から根津神社のほうへ歩く。「根津のたいやき」や師匠の好きだった「八重垣煎餅」の少し先のマンションが師匠が晩年を過ごしたところである。この上の階で、せんべい布団にくるまって寝たり起きたりしていた。 9時を過ぎていたから、マンションの出入りもない。人影のない師匠が愛した根津神社をぶらぶらして、再びマンションの前に戻り、すぐ横にある居酒屋「銀泉」へ入る。このあたりの店の多くに、師匠直筆の短冊や色紙があるのだが、見回したが、ここにはそうしたものはない。熱燗と煮込みを頼む。 ウオークマンに入れていた師匠の「金玉医者」をイヤホンで聞く。ほとんど師匠の創作といっていいナンセンス落語だが、何度聞いても爆笑ではなく「笑みがこぼれる」落語である。 そこを出て根津神社とは反対の路地裏へ入る。住宅に囲ま
人気の牛骨白湯ラーメン店が突然臨時休業 足が腫れあがり、全身に激痛…店主を襲った「IgA血管炎」とは?
中国大使館の元1等書記官(45)(外国人登録法違反容疑などで書類送検、起訴猶予)が関与した農産物の対中輸出事業について、農林水産省は25日、支援の打ち切りを正式に発表した。 一方、説明会を主催するなどした同省の責任は改めて否定し、出資者からは怒りの声が上がった。 同日午後、同省で記者会見に臨んだ佐々木隆博副大臣は、筒井信隆・元農水副大臣らが主導して事業が始まった経緯について、「省はレール作りを手伝っただけ」などと強調。政権や同省側は責任はないと繰り返した。 また、同省は出資者への聞き取り調査で、一部が運営団体に資金の返還を求めていることを明らかにしたが、資金の問題は当事者間で解決すべきで、同省が補償する考えはないとした。
「修復に40年以上」=中国大使だった丹羽氏講演−名古屋大学 「修復に40年以上」=中国大使だった丹羽氏講演−名古屋大学 名古屋大学で講演する丹羽宇一郎氏=20日、名古屋市 中国大使を務めた丹羽宇一郎氏は20日、名古屋大学で講演し、最近の日中関係の悪化について「このままほっておいたら最悪の場合、40年間の総理(全員)の努力が水泡に帰すかもしれない。(関係修復に)40年以上の歳月がかかる」と強い危機感を表明した。 尖閣諸島の「日本の主権は間違いのない事実で、立場を譲る必要はない」と強調。ただ、国有化以来、中国では「日本が盗んだ」という認識が広がっていると指摘し、「イメージが若者にすり込まれるのは大変憂うべきこと」と訴えた。 丹羽氏はまた、尖閣問題により日本企業の中国市場進出に悪影響が出ることに懸念を示した。 質疑応答で中国人留学生が、丹羽氏に感謝している中国人もいると述べると、「中国に
玄葉外務大臣が、沖縄県の尖閣諸島の国有化について、先に中国の楊外相と意見を交わした際、「東京都の石原知事による購入を阻む唯一の方法」などという表現も使って、中国側から理解を得ようとしていたことが分かりました。 政府は、今月11日に沖縄県の尖閣諸島を国有化しました。 これに先立つ今月8日、ロシアのウラジオストクで開かれたAPEC=アジア太平洋経済協力会議の首脳会議の夕食会の場で、玄葉外務大臣は、中国の楊外相と短時間、言葉を交わしました。 政府関係者によりますと、この中で玄葉大臣は「自分は日中関係は非常に大事だという考えで対応してきており、そのことだけはくれぐれも誤解のないように理解してほしい」と述べました。 そのうえで尖閣諸島の国有化について、「自分や野中広務元官房長官のように日中関係のことを真剣に考えている人はこの方法しかないと考えている」と、中国との関係が深い政治家の名前を挙げたうえで、
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