2014/10/9 ネットからスマホへと、激変が続くニュースメディア。その動きの中心であり、世界中のメディアが注視しているのがアメリカだ。アメリカのジャーナリズムについて取材を続ける在米ジャーナリストの菅谷明子さんに、アメリカと日本のジャーナリズム事情について聞いた。以下、読者向けに編集を加えたものを5回に分けてお届けする。 第1回 米国メディア界を変えた「破壊的イノベーション」 第2回 ジャーナリズム:変わるもの、変わらないもの 第3回 バズフィードとベゾスが、雰囲気をがらりと変えた ハーバードが扱う最重要テーマ ――アメリカでは今、デジタルやテクノロジーをどんなふうにジャーナリズムに生かそうとしているのでしょうか? 日本で誤解されていると思うのは、例えば今、データジャーナリズムという言葉が流行っていますが、これは新しいものではありません。「Computer-assisted repor