前回までで『ぴあ』における「ガンダム論争」について説明を終えたので、最終回は個人的な意見をまとめてみようと思う。厖大な事実を説明するのに必死で少し混乱した頭を整理する意味もある。なお、後日「ガンダム論争」についてまとめた表を作成しておくつもりである。まとめwikiの経歴は『あえて「ガンダム嫌い」の汚名を着て』をベースにしているのだが、それがまるで信頼できないことがわかってしまったし。 それでは今回気になったポイントを挙げてみる。 ・『ぴあ』の「ガンダム論争」は大してレベルが高くなかった。 唐沢俊一は『あえて「ガンダム嫌い」の汚名を着て』(『別冊宝島・投稿する人々』所収)の中で、自身が参加した「ガンダム論争」についてこのように書いている。 しかし、僕はこの論争だけでなく、この時期から後にさまざまな場面(シーン)で行われていたオタク論争は、それまでの、革命ノスタルジー色に染められていた六、七〇