日本のマスコミはあまり報道していませんが、今月に入ってから台湾では大きな騒動が発生しています。「両岸サービス業貿易協議法案」という中国版TPPとも言えるような法案が台湾では議論されていましたが、台湾政府は国民の反対を押し切って、調印してしまいました。その結果、怒り狂った国民たちが蜂起し、遂には国会に雪崩れ込んで、国会を占拠するような事態にまで発展してしまったのです。 3月19日の時点でも、学生を中心とした市民たちが国会を占拠しており、警察部隊と睨み合っている状態が続いています。数年前の総選挙で、台湾では親中派が勝利しました。米国債を大量に購入して、アメリカの言いなりになっている日本とは真逆の状態だと言えるでしょう。国会を占拠した市民たちは今後も数日間は居座る方針で、今後も台湾情勢から目が離せない状況が続きそうです。 *議会での可決はこれからの予定。 ☆学生が国会議場占拠=中国との協定に反対