これに対し、「優しさや配慮を求めるマークをつけていること自体、おこがましい行為ではないのでしょうか。誰にだって体調のすぐれない日はあり、妊婦だからと主張するから反感を買う。大変そうな人に譲れるものは譲っています。ただ要求されるものではない」といった意見を複数いただきました。 そうした意見があることを知っていて、ふだんはマタニティマークを隠していたという人がいます。ことし5月に出産した新村晶子さんです。妊娠中も片道1時間半をかけてバスと電車で通勤をしていた新村さんは通勤ラッシュを避けるために朝早い時間帯に家を出たり、遠回りになっても比較的すいているバスの路線を利用したりしていました。 しかし、帰りは満員の電車やバスに乗らなければならないこともあったといいます。 特に妊娠初期には吐き気など、つわりの症状に悩まされたという新村さんですが、バスや電車に乗るときには、マタニティマークが見えないよう