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シロイさんに関するkyrinaのブックマーク (9)

  • 父が子育て身代金を減額した話 - wHite_caKe

    すげえ腹立つわ|愛情料理研究家 土岐山協子の 『料理はしないんだけど料理研究家のブログ』 この記事を読んで、思い出した話をします。 小学生の頃、母親がテニスサークルに通い始めて、時々家を空けるようになりました。 私は最初、とても驚いて戸惑いました。お母さんというのはいつも家にいる人だと思っていましたし、お母さんが家族と一緒に晩御飯をべないなんて想像を超えた事態のように思えました。 寂しさがなかったといえば嘘になります。手早く事を用意して、 「これとこれはちょっとあっためてべなさい。こっちはそのままで大丈夫」 などと指示をする母親は明らかにうきうきと楽しそうでした。自分たちを置いて出かけることを母親が楽しみにしているんだと感じた時、やっぱり多少のショックはあったのです。 ですがそれは、ほんの短い間だけのこと。 母が出かける最初の日、父親は張り切った様子で帰宅すると、こう宣言しました。

    父が子育て身代金を減額した話 - wHite_caKe
    kyrina
    kyrina 2015/05/11
    リンク先も、こちらもどちらも唸りました。正解は多分無くて、手探りながら探していくしかないんだろうなぁ。
  • wHite_caKe

    生命活動として極めて正常 (単行) 作者:八潮 久道KADOKAWAAmazon 「生命活動として極めて正常」は全7編のSF短編集です。 全編を通して感じるのは皮肉っぽいユーモア。ありえないはずなのにありえそうな奇妙なリアリティを伴った、ついくすっとしてしまうのだけれどもなんとなく笑ってはいけないものを笑ってしまっているという感覚を突きつけてくる、そういう短編集でした。 インターネットで見かけるあれやこれやをうまい具合にSFとしてまとめたお話が勢揃いですので、インターネット大好き人間(私もそうです)には、おすすめです。 この中の「老ホの姫」が面白すぎたので、その感想を記録しようと思います。 「老ホの姫」は、入居者33名中32名が男性という老人ホームの、姫(男性)と騎士たち(男性)のお話です。 何を言ってる? え、どういうこと? などとお感じになる方もいらっしゃると思いますが、私も最初はそ

    wHite_caKe
    kyrina
    kyrina 2013/12/31
    いい話だなぁ……(棒読み)、だ、だれが何といおうと、このストーリー気に入ったからな!! ほんとだぞ!!
  • 消えた女の子 - wHite_caKe

    私が子供の頃住んでいたのはたいそうな田舎だったのですが、その中でも我が家は更に辺鄙な場所にありました。 幼稚園に入るまで、妹と私はお互いだけが遊び相手でした。我が家の半径3km以内には、他に子供がいなかったからです。 そのせいでしょうか。 幼稚園に入ってすぐに私は、自分の対人スキルが同年代の子と比べて大幅に劣っていることに気付きました。 遊びの仲間に入れない。 たまに入れてもらってもどんくさくて、みんなをイライラさせてしまう。 遠いとおい昔のことなのに、入園当時にあったいろんな出来事を、私は今でも思い出せます。 それだけ毎日緊張して過ごしていたのでしょう。 自分が他の子供と上手く遊べないことに気付いた私は、自分の何がそれほどまでに駄目なのか、いっぱい考えるようになりました。 かなしくて苦しかったですが、ぎゃんぎゃん泣きながらお母さんに引きずられて幼稚園にやってくる子が他にいたりしたので、自

    消えた女の子 - wHite_caKe
    kyrina
    kyrina 2013/07/28
    思い出せないだけで、同じことやっているのかもしれないなぁと思ったら、ゾッとした。
  • 一人目。クルハス・ヤミ(仮名)さんのおはなし その3 - wHite_caKe

    クルハス・ヤミさんのお話の続きです。 その1はコチラ、その2はコチラでございます。 クルハスの異常な友情 それからというもの、ライメイ(仮名)と私が大学内で一緒にいるとき、突然クルハスが現れて話しかけてくることが増えました。 「ライメイ!」 クルハスは私の方には見向きもせず、いつもにこにこしながらライメイに向かって話しかけます。 「いつもありがとうねライメイ。すごく助かってる。じゃあ今夜も電話するから。絶対だよ、絶対待ってて!」 クルハスから私に電話がかかってくることは、おかげで急速に減っていました。 珍しく久しぶりにかかってきたときは 「もしもしシロイ。ねーやっぱりライメイっていい子だね! シロイの言った通りだったわありがとう。私が悪かったね、ごめんね。ああそう、今夜もこれからライメイに電話なの、だからもう切るね。じゃあねーおやすみー」 と早口でまくし立ててあっという間に切れてしまい、と

    一人目。クルハス・ヤミ(仮名)さんのおはなし その3 - wHite_caKe
    kyrina
    kyrina 2012/09/23
    ガクブル 怖い話だ。とは言え、人畜無害に見えるのは私もらしいので(子どもや、動物、通りすがりの外人さんにはそう見えるらしい)他人事じゃねぇなぁ。
  • 宇宙ひとつぶんの向こうで - wHite_caKe

    ヒソダさん(仮名)はとてもいい人です。 いい人だよね、と言われる人は大勢います。というか世の人々の多くは、「どちらかといえばいい人」に入るのではないでしょうか。 ですから、「いい人」ってのは別に珍しい存在ではありません。 けれど、ある人にとって「いい人」に思える誰かが、別の誰かにとってはちっとも「いい人」なんかじゃないってことも、よくある話です。 そういう意味では、ヒソダさんはとても珍しい人でした。だって誰もが、彼を「いい人」と褒めるのですから。 ヒソダさんてああ見えて実はちっともいい人じゃないよね。そんな陰口を一切叩かれることがなく、 「ヒソダさんてどんな人?」 という問いに皆が口をそろえて 「いい人だ。とてもいい人だよ」 と答えるというのは、なんだかすごいことだな、と十年前の私は思っていました。 その日も私は、「ヒソダさんはいい人だね」と言いました。 すると友人のルルカ(仮名)は、ぎゅ

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    kyrina
    kyrina 2012/02/25
    私,何でこの日記読み飛ばしていたんだろう。『いい人』と言う言葉が恐ろしいことはよく分かった.
  • 二年間のハジマリとオワリとツヅキ〜その9〜 - wHite_caKe

    これまでの分 その1 その2 その3 その4 その5 その6 その7 その8 文 ドアの閉じる音が聞こえた瞬間、私はびくっと体を震わせて、目を覚ましました。 (いかん、またトイレで眠ってしまった) 2008年の夏、セキゼキさん(仮名)の病気が悪化した影響で、私の睡眠時間は極端に削られていました。 仕事中、どれほど忙しく手を動かしている時でも、意識を失いかねないほど眠くなる時があり、大抵は目を覚ますためにトイレに行ってそのままそこで寝てしまう、という事態がしょっちゅう起こるようになっていました。 当然、トイレでそれほど寛いだ睡眠ができるわけはなく、二、三分で目は覚めちゃうんですが、それでもトイレで寝ていることが同僚にばれたらどうしよう、と私は毎日怯えていました。 (セキゼキさんが調子が悪い日は、会社を休んで付き添ったりもしてるから、ただでさえFさんに嫌われてるもんね……) 私は手を洗いなが

    二年間のハジマリとオワリとツヅキ〜その9〜 - wHite_caKe
    kyrina
    kyrina 2010/04/19
    夜明け前が一番暗い、ナルホド。
  • 二年間のハジマリとオワリとツヅキ〜その3〜 - wHite_caKe

    これまでの分 その1 その2 文 やっと帰ってきたところで、大袈裟に騒ぎ立てたら、セキゼキさん(仮名)はまた外に飛び出していってしまうかもしれない。 そう考えた私は、できるだけ何気ない風を装って、 「おかえりなさい。どこに行ってたの?」 と尋ねました。 セキゼキさんは短く、 「山」 と答えました。 山か……山ね……なんで山なんかに行ったんだろう、だいたいドコの山なんだろう。 「そうかー、山かあ。お昼はどうしたの? 何かべた?」 「しいたけ」 再び、単語だけの短い返答。 「そうかー、しいたけかあ。山だからしいたけくらい生えてそうだもんなあ。なるほどねえ……」 その時、私の頭の中に浮かんだのは、セキゼキさんが山の中を歩きながら、手近に生えていたキノコをとってそのまま口に放り込んでいる姿でした。 って、ええええええええ!? 「ちょっと、セキゼキさん、そのしいたけって、どこにあったやつ!?」

    二年間のハジマリとオワリとツヅキ〜その3〜 - wHite_caKe
    kyrina
    kyrina 2010/04/09
    とりあえず帰って来たのか、一安心? 続きが気になります。
  • 集団墓参り - wHite_caKe

    さて、今回私がホラーを求める気持ちになったのは、実は下記のような事柄があったからなのでした。 その四 セキゼキさんの話 その日、私は近所に住むセキゼキさんとの待ち合わせ場所に向かっていました。 すると、前方から「ひえっ、ごめんなさい」という声がきこえ、ふとそちらを見ると、なんとセキゼキさん(仮名)が慌てた様子でこちらにやってくるところでした。 あらちょうどいいタイミングだけど、なんだか様子が変だなあと思いながら、私は挨拶をしました。 「こんちわー。どしたん泡った様子で」 「いや、この坂を下った先に霊園があるんだけど、おれ、待ち合わせに遅れそうだから近道しようと思ってね、霊園を突っ切ったのよ。 そしたら! なんかふと気がついたら五十人くらいの人が、周りに立っててさ。おれをすごい目つきで睨んでいたわけ。 なんかよくわかんないけど、集団墓参りとかそういう宗教的セレモニーの最中だったのかな? と

    集団墓参り - wHite_caKe
    kyrina
    kyrina 2009/08/30
    座高の高い人……
  • 偉くなくても強くはなれる - wHite_caKe

    はじめに 今回のお話は、諸々の事情をかんがみまして、だいぶ事実を改変しております。 フィクションと思ってお読みください。 あなたが実際に似た話を知っているとしても、それはおそらく偶然の一致であり、この話とは無関係です。 文 シロイさん、駅までなら送っていこうか? いいのよもう、どうせ通り道なんだから。それに誰かとお話しながら帰る方が楽しいでしょ。遅い時間なんだし、このへんは道が暗いし、駅まで歩くのは危ないでしょ。だから遠慮しないで。 ふふ、いいでしょう、この車。最近、かなり契約、とれてるからね。思い切って買ったの。実はこの車を誰かに自慢したかった気持ちもあったりして。だって私、この車見るたびに思うのよ、自分はここまで来れたんだなって。ほんと、嬉しくって。 この仕事、最初の頃は辛かったけどねえ。私は営業の才能がないって、何度思ったか。契約なんてとれなかったし、お給料もちょっとしかもらえなく

    偉くなくても強くはなれる - wHite_caKe
    kyrina
    kyrina 2009/08/14
    こ、怖い
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