小説「桃尻娘」や評論「宗教なんかこわくない!」などの作品で知られる作家の橋本治さんが29日、都内の病院で肺炎のため亡くなりました。70歳でした。 そして、昭和52年に青春小説「桃尻娘」で作家デビューしました。 執筆活動は小説にとどまらず多岐にわたりました。 作品「桃尻語訳枕草子」では若者ことばによる新しい解釈に挑戦するなど古典の現代語訳で多くの作品を残したほか、評論やエッセーでも才能を発揮し平成7年、地下鉄サリン事件が起きた年には「宗教なんかこわくない!」を発表して宗教の在り方を問いかけ高い評価を得ました。 また平成14年には作家、三島由紀夫を独自の視点で読み解いた「「三島由紀夫」とはなにものだったのか」を発表し小林秀雄賞に選ばれました。 橋本さんは数々の文芸賞や文学賞を受賞、執筆のほかにイラストや作詞を手がけるなど、その多才ぶりでも知られていました。 出版関係者によりますと、がんの闘病を
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