農研機構とササキコーポレーションは共同で、水田のあぜ道などで使えるリモコン式の電動式草刈機を開発したことを発表した。一定条件下では自動走行も可能で、作業環境を大きく改善される。 一般的に、水田のあぜ道などにおける除草作業は、エンジン式の刈払い機(肩掛け式・背負い式)やエンジン式の草刈機(自走式)を人が直接操作して行うが、雑草の生育が旺盛な夏季の高温期などに数日間連続して繰り返し行わなければならないことから、作業者の労働負担が大きく、軽労化が求められていた。加えて、排ガスや作業時に発生する土埃等にも曝されることから、作業環境の改善が必要となっていた。 このたび農研機構とササキコーポレーションが共同開発した電動式草刈機は、排ガスを出さずに、水田においてあぜ道や路肩などの整備された斜面での草刈り作業を、無線リモコンによる遠隔操作によって行える。また、途中に障害物が無く、比較的平坦で直線的で十分な