犬の飼い主に向けられた看板。意図せずして婉曲(えんきょく)語法が忍び込んでいる/Randy Schmidt 東京(CNN) ジョン・ドゥ-ギルさんは30年前に日本に初めて来たとき、京都に店を構える近所の肉屋で奇妙なフレーズを目にした。 看板には「meat shop」ではなく「flesh shop」と書かれていた。 英語の間違いに気付いていないのだろうと思い、ドゥ-ギルさんがそれを指摘したところ、店主らは礼儀正しくうなずいた。 だが、店主らが看板を変更することはなかった。 「看板の文字が『flesh』か『fresh』か、あるいは『meat』かは問題ではなかった」。日本における英語使用を研究する龍谷大学名誉教授、ジョン・ドゥ-ギルさんはそう振り返る。 「(英単語が書かれていたのは)単に注意を引きつけるためだ。肉屋であることは外から見ればわかるので、意味を伝える目的ではなかった」 ドゥ-ギルさん
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