第二次世界大戦終戦後から半世紀近くアメリカとの冷戦状態が続いたソビエト連邦は、アメリカと対立する形で原子力の軍事利用に関する研究を積極的に行っており、最も多い時で6万発以上の核兵器を所有していたといわれています。そんなソビエト連邦で、ガス田で発生した大型火災を消し止めるために核兵器を使った時の様子がムービーで公開されています。 USSR DETONATED A NUCLEAR BOMB TO PUT OUT A BURNING GAS WELL - YouTube 1963年に、現在のウズベキスタン・ブハラ州の南部にあったウルタ=ブラク天然ガス田で、ガス漏れによる大規模な火災が発生しました。 炎は70メートルの高さに達し、毎日1400万立方メートルの天然ガスが消費されました。火災は1064日、つまりおよそ3年弱にわたって続き、懸命な消火活動が行われたにもかかわらず、火の勢いは衰えることがな
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