北海道大学(北大)などは3月13日、ヒトが脳内でイメージ操作するときに、シータ波とアルファ波という異なる周波数の脳波リズムの位相差が情報の振り分けを行っていることを発見したと発表した。 同成果は、筑波大学システム情報系の川崎真弘助教、北海道大学の秋山正和助教、九州大学の手老篤史准教授、東北大学の西浦廉政教授、理化学研究所の山口陽子チームリーダーらの研究グループによるもので、3月7日付けの英国科学誌「Scientific Reports」に掲載された。 ヒトには、さまざまな状況下で多様な情報のなかから必要な情報を柔軟に選択し思考する、作業記憶という脳メカニズムが備わっている。従来の研究では、作業記憶時に活動する脳部位間にさまざまな周波数の脳波リズムで同期するネットワークが存在するという報告があったが、これらの脳波リズム間のメカニズムは不明となっていた。 同研究グループは今回、14名の健常者に
(CNN) サッカーの試合中に脳震とうを起こして倒れ、意識が戻ると突然、スペイン語がネイティブ並みに堪能になっていた――。米アトランタ郊外に住む高校生がこのほど、そんな症状に見舞われていたことを明らかにした。 高校2年のルービン・ネンセモさん(16)は先月下旬、サッカーの試合中に頭を蹴られて意識を失った。数日後に目覚めると、母語の英語ではなくスペイン語を話し始めたという。 両親によると、それまでも片言のスペイン語は話せていたが、流暢(りゅうちょう)なスペイン語にはほど遠かったという。その後徐々に英語が戻ってくると、スペイン語の流暢さは失われていった。 意識を回復後は物事に集中するのも難しくなり、またサッカーができるようになるのかどうか不安だったとネンセモさんは振り返る。 脳のけがによって話し言葉が変わってしまう「外国語アクセント症候群」は極めてまれな症例で、世界で最初に報告されたのは194
不注意だったり衝動的な行動をとったりという特徴がある行動障害の注意欠陥・多動性障害(ADHD)は、発達障害の一種として否定的な面ばかりを取り上げられがちです。しかし、ADHDの特性を解説するムービー「Is ADHD An Advantage?」を見ればADHDには問題点だけでなく利点もあることがよく分かります。 Is ADHD An Advantage? - YouTube 注意散漫で多動性という特徴を持つADHDは一般的には行動障害に分類され、子どもや10代の若者の間で増加傾向にあると言われています。行動障害のADHDの人の体内ではどんなことが起こっていて。アドバンテージ(利点)になり得るのでしょうか? ADHDは脳の発達に関係があると考えられており、妊娠中の喫煙や飲酒が原因ではないかと言われていますが、遺伝子に関係性があるとみられています。 そしてこのADHDに関係する遺伝子は、報酬系
(CNN) 加工食品などに含まれるトランス脂肪酸の摂取量が多い人ほど記憶力が低下する傾向があると分かったとして、研究チームがこのほど米心臓協会の学会で調査結果を発表した。 調査は食生活と記憶力との関係について調べるため、健康な男性約1000人を対象に、まず単語が書かれた104枚のカードを1枚ずつ見せて、新しく出したカードか前に見たことがあるカードかを尋ねた。 この結果を、血液検査で調べたトランス脂肪酸の値と比較した結果、トランス脂肪酸の値が高かった人は低かった人に比べ、記憶できた単語の数が少ないことが分かった。 トランス脂肪酸の1日の平均摂取量が1グラム増えると、記憶できる単語数は0.76個減る計算で、年齢やうつ状態など記憶に影響を与える他の要因を除外しても、トランス脂肪酸の値が最も高かったグループは最も低かったグループに比べ、記憶できた単語の数が約10%少なかったという。
By woodleywonderworks 何らかのきっかけによって、人生の転機が訪れるという話がありますが、年齢と科学的才能に関係するメカニズムをノースウェスタン大学のベンジャミン・ジョーンズ教授が研究し、「35歳~40歳の間に科学的・クリエイティブな脳の活動がピークに達して大きなブレイクスルーを迎える」ということが判明しています。 [PDFファイル]140130 Age and Scientific Genius-Final _ temp - w19866.pdf http://www.nber.org/papers/w19866.pdf ジョーンズ氏はこれまでの科学的功績者の成功した実績などから「35歳~40歳の間に科学的・クリエイティブな脳の活動がピークに達する」と推測しました。 そこで、20世紀以降のノーベル賞受賞者と技術的革新者が貢献を残した年齢をグラフで表し、人生のサイクルの
世の中には男と女しかいないのに、異性を理解しがたいと思っている人は結構いるのではないだろうか? 「男って何で鈍感なの?」とか「女って何ですぐに感情的になるんだ?」と、頭を抱えた経験は誰にでもあるだろう。そんな悩める人達に朗報だ。ある研究で、「男女の相違は脳構造の違いにあることが解明」され、これを理解すれば異性のことで悩む必要がなくなるかもしれない。 ・男女はまるで違う種 男女の被験者1000人の脳をスキャンし脳構造の違いを研究したのは、米ベンシルバニア大学の神経学医ラギニ・ヴァーマ氏だ。その結果、男性の脳神経は前後への結合が強く、女性の脳神経は左右のへ結合が強いことが判明した。これは、男女がまるで「異なる種」と言えるほど違うことを意味するのである。 男女の違いを分かりやすくリストにしたものが以下の通りである。 【男性の特徴】 1: 男性は理論的で、情報処理や空間能力に長けている。男性が地図
「人はなぜ眠るのか?」という研究は古くから科学者と哲学者を悩ませ続ける永遠のテーマですが、「睡眠によって脳の老廃物が洗い流される」ということが発見され、アルツハイマー病などの多くの脳疾患の治療が大きく進展する可能性が明らかになりました。 Sleep Drives Metabolite Clearance from the Adult Brain https://www.science.org/doi/abs/10.1126/science.1241224 To Sleep, Perchance to Clean | URMC Newsroom https://www.urmc.rochester.edu/news/story/to-sleep-perchance-to-clean BBC News - Sleep 'cleans' the brain of toxins http://ww
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く