ことし9月の地震のあと、北海道と本州をつなぐ送電線の増強が課題となるなか、東北電力は送電線の容量を強化するための工事が完了したと発表しました。北海道電力側の工事が完了する来年3月には、現在の1.5倍の90万キロワットの電力を融通しあえるようになる見通しです。 こうした中、東北電力は北海道電力が青森県今別町に建設している今別変換所まで送電線を引き込む工事が完了したと、13日に発表しました。 北海道電力側の工事は来年3月に完了する予定で、これによって「北本連系線」の容量は、現在の60万キロワットから1.5倍の90万キロワットに増強されることになります。 北海道でのブラックアウトを検証する第三者委員会は、北本連系線の一層の増強を検討する必要性を指摘していて、今後、政府が検討を始めることになります。