急降下しつつ爆弾を投下、敵を攻撃する急降下爆撃というものがあります。この攻撃は第二次世界大戦時に多く行なわれていたのですが、先日フィリピン空軍は国内のISIS(イスラム国)勢力対し現代では珍しくなった急降下爆撃を行なったと報じられています。 こちらが撮影されたフィリピン空軍による急降下爆撃です。この攻撃方法は文字通り敵上空で急降下しながら爆弾を投下するという方法で大型爆撃機が水平方向に飛行しながら行う水平爆撃に比べ命中精度が高いなどのメリットがあることから第二次世界大戦では戦車や戦艦、空母など様々な対象に急降下爆撃が行なわれていました。 ▼急降下爆撃と水平爆撃による着弾誤差の例 現代はコンピュータによる命中精度が向上したこと、レーザー・GPS誘導爆弾の普及、また地上や艦艇には高性能なミサイルや機関砲といった防空兵器が設置・搭載されておりこの手の急降下爆撃はほぼ過去のものとなっていました。