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ネット小説と人生に関するm25moriのブックマーク (3)

  • アピール能力は作者の「性格」に左右される(謙虚さや配慮が仇になる)|津籠睦月

    小説のクオリティーとアピールする力は別物――今までの記事でも書いてきましたが、それを「別物」たらしめる最大の要因が「作者の性格」だと思っています。 アピールのために何が必要なのか分かっていたとしても、性格的にそれができない、ということがあるのです。 たとえば、謙虚な性格で「謙遜は美徳」と信じて育ってきた人間が「自分の小説、メチャクチャ面白いんで、ぜひ読んでください!」と大っぴらにアピールできるでしょうか? 他人に遠慮して「あまりグイグイ押していくと、迷惑になるかも知れないな…」と考えてしまう人間が「読んで!読んで!ブクマして!」と猛プッシュできるでしょうか? 人の好みは十人十色であることを知っていて「この小説、上手く書けたけど、他の人の『好み』に合うかは分からないな…」と冷静に分析している人間が「誰が読んでも絶対に面白い小説です!」などとアピールできるものでしょうか? 謙遜、遠慮、他者への

    アピール能力は作者の「性格」に左右される(謙虚さや配慮が仇になる)|津籠睦月
  • 哀しみの瞬発力 | 言ノ葉スクラップ・ブッキング〜シーン&シチュ妄想してみた。〜

    JUGEMテーマ:青春(ヤングアダルト)小説 (「小説家になろう」さんにも重複投稿しています。小説家になろう版はルビ多めです。) 他人ひとの話や、物語の中では、嫌というほど触れてきたはずなのに……未だに私は、死というもののことを、ちゃんと理解できていない。 そのことを、思い知らされた。 あんなに優しくしてくれた先輩が、いなくなってしまったというのに……私の目からは、涙のひとつも出て来ない。 だって、どういうことなのか、理解できないんだ。 もう会えないとか、声が聴けないとか、笑いかけてもらえないとか。 理解しているつもりで、だけど心の奥の方が、まだ理解に追いついていない。 だって、まるで嘘みたいなんだ。 こんなに何の前触れも無く、当たり前の日常の中で、いきなり別れが襲って来るなんて……。 現実味も何も無いまま臨んだお葬式は、覚えてきた作法を失敗しないようやり遂げるのに必死で、哀しみを味わうど

  • あなたの遺した春の中で

    きっと、これは、ありふれた別れなんだろう。 同級生の中にも、既(すで)に祖父母を亡くしている奴は結構(けっこう)いる。 人間、年を取れば、いつかはそういうことになるんだから、当たり前のことなんだ……そう、自分に言い聞かせようとする。 覚悟(かくご)を決める時間なんて、たくさんあったはずだった。 おばあちゃんは、いわゆる余命宣告というやつを受けていて、残された時間が一日一日と減っていくのを、カレンダーを見るたび、思い知らされていた。 その一日一日を数えるたび、身の竦(すく)むような思いでいた。 病院のベッドに寝たきりになったおばあちゃんは、会いに行くたびに、どんどん小さく、細くなっていって、時々ハッとするほど存在感を失(な)くしていた。 確かにそこに横たわっているはずなのに、一瞬ベッドと布団しかないように錯覚(さっかく)するほど、身体の厚みがなくなっていた。 そのうちそのまま、いなくなってし

    あなたの遺した春の中で
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