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ブックマーク / note.com/mutsuki_25mori (159)

  • 「作家追い」してもらうための絶対条件とは?|津籠睦月

    「別作品」まで追ってもらえるための「武器」 小説の「ファン」にはタイプが2つあることに、皆さん気づいていたでしょうか? 1つは「作品」につくファン。 そしてもう1つは「作家」につくファンです。 「作品」につくファンが追いかけるのは、あくまでその作品(シリーズ)のみ。 作者が同じでも「別の作品(シリーズ)」までは追ってくれません。 一方「作家」につくファンは、1つのシリーズが終わって新シリーズが始まっても、ずっとその作者を追いかけてくれます。 (あるいは過去作品まで遡さかのぼって探してくれます。) つまり物書きにとって「作家追いしてくれるファン」ほどありがたいものは無いのです。 ■「作家追いする読者」が追うのは「作風」前回の記事で、時代を変えるほどの爆発的ヒットに有るものは「唯一無二のオリジナリティー」だと書きましたが… その「オリジナリティー」、何も設定やアイディアだけに宿るものではありま

    「作家追い」してもらうための絶対条件とは?|津籠睦月
  • 「オリジナリティーの高い小説」だけが持てる価値&投稿サイトでのサバイバル術|津籠睦月

    前回の記事の中で「投稿サイトではオリジナリティーのある作品よりテンプレ作品の方が人が集まる」ということを書きましたが… なぜそうなってしまうのかと言うと、1つには「オリジナルな世界観は、まず設定を理解することから始めなければいけない」という理由があるかと思われます。 「テンプレートな世界観」――つまり「オリジナリティーが低い」ということは「どの作品を読んでも、だいたい設定は一緒」ということです。 読者が「今までに読んできた作品」で既に設定を理解できているなら、新しい作品で設定を「覚え直す」必要がなく、スッと物語に入っていけるのです。 一方の「オリジナルな世界観」では、読者は1から設定を理解し、覚えていかなければなりません。 そして、ここで鍵となるのが、作者の「解説力」と読者の「理解力(読解力+知識力)」なのです。 ■作者は読者を選べない(読者の理解力はどうにもできない)過去記事で「作品の評

    「オリジナリティーの高い小説」だけが持てる価値&投稿サイトでのサバイバル術|津籠睦月
  • ゼロから小説の設定を作る【実例その2:オリジナルファンタジー編】|津籠睦月

    今回は「ボンヤリしたアイディアを膨ふくらませてファンタジー設定を創る」パターンについて語っていきます。 それも、いわゆる「テンプレなファンタジー設定」ではなく、世界観からしてガッツリ「オリジナル」な「格的なハイ・ファンタジー設定」です。 今回も著者人の実体験を元にまとめていきますので、人によって合う部分・合わない部分があるかと思います。 合わない部分は存分にスルーしていただき、お役に立つ部分だけ参考にしていただければ幸いです。 ちなみに今回の記事の「実体験」はコチラの作品を創った際のもの↓。 ■脳内アイディアを紙に書き出す「頭の中にボンヤリしたアイディアはあるけど、上手く物語としてまとめられない」という時、まず最初にやることは、その「ボンヤリしたアイディア」をとにかく紙に書き出していくことです。 書き出す形は「文章」でも「箇条書き」でも「単語」でも「ラクガキ」でも構いません。 「まだ

    ゼロから小説の設定を作る【実例その2:オリジナルファンタジー編】|津籠睦月
  • ゼロから小説の設定を作る【実例その1:和風ファンタジー編】|津籠睦月

    今回はその辺を、実体験を元にもっと詳細かつ具体的に語っていきます。 前回記事で触れたものは「ライトなコメディ」で「異世界転生もの」だったため、「ゼロからの創作」でも「元から頭の中にあった知識や小ネタの組み合わせ」といった感じのものだったのですが… 今回は完全なるゼロからの創作――「企画を元に資料を集め、自分の中に無かった知識から設定を組んでいく」タイプの創作の話です。 スキル的にはおそらく「創作者には絶対役立つもの」なのですが…やっている人がちょいちょいトチ狂っている(※理想が高過ぎる創作狂)ため、ビミョウに参考にならない部分もあるかと思います。 「やり過ぎだよ!」「ムリだよ!」という部分はスルーして、お役に立つ部分だけ参考にしていただければ幸いです。 ちなみに今回の記事の「実体験」はコチラの作品を創った際のもの↓。 別作品(別ジャンル)での「実例」も、そのうち記事にまとめていく予定です

    ゼロから小説の設定を作る【実例その1:和風ファンタジー編】|津籠睦月
  • 「小説投稿サイトで有利なスキル」を育成する|津籠睦月

    「習作」を通して苦手を克服し、新たなスキルを獲得する(&新たなジャンルを開拓する)…というのを前回の記事で書きましたが… せっかくなら「自分の活動にプラスになるスキル」を育成できた方が「お得感」がありますよね? 実際に自分も「こんなスキルを持っていた方が小説投稿サイトでは有利なのでは?」というのを考察し、小説執筆をしながらの育成を試みています。 習作もいくつか書いていて、サイトやブログに載せているものは全く別方面でのスキル育成を目指していたりします。 「小説投稿サイトに有利なスキル」を意識して書いているのは、アルファポリスさんに載せているコチラ ↓ 。 ■一定のペースで「連載」するスキル小説投稿サイトというものは、基的に「単発の作品」よりも「長期連載作品」の方がポイントの上でも順位の上でも有利です。 ただし「完結ブースト」等の影響で完結直後の作品が一時的に上位に上がることはあります。 た

    「小説投稿サイトで有利なスキル」を育成する|津籠睦月
  • 書けないモノを書けるようになるための「習作」|津籠睦月

    物書きの皆さん、苦手なジャンルや苦手な描写、苦手な執筆過程ってありませんか? 自分の「得意」なモノだけで小説を書けるなら、こんなにラクなことは無いのですが… それ「だけ」では、いずれ限界が来ます。 創作活動をただ「やる」だけでなく「続けていく」ためには、どうしてもどこかで「苦手を克服する」ことが必要になってくるのです。 ■新しい「何か」にチャレンジするなら、それが「習作」「習作」と言っても定義はいろいろあると思うのですが… 自分の場合「新しい“何か”に挑戦しているなら、それはもう“習作”」だと思っています。 「新しい」とは、「自分にとっての」新しさです。 新しいジャンルを書けるようになるためには、そのジャンルに挑んでみるしかありません。 新しいスキルを獲得したいなら、そのスキルに挑んでみるしかありません。 たとえ世間的には既に目新しさのないジャンル・スキルだったとしても、自分にとって未知の

    書けないモノを書けるようになるための「習作」|津籠睦月
  • 「読者のニーズ」との向き合い方(ニーズのある場所に如何に作品を届けるか)|津籠睦月

    小説界隈のみならず、あらゆる活動・商売事の基中の基に「需要じゅようと供給きょうきゅう」という言葉がありますが… 「ヒット」するために必要なのは「需要(ニーズ)」のある所にモノを「供給」することなのです。 たとえば「納豆嫌い」な人にどんなに「納豆」をアピールしたところで、高評価はおろか口にしてすらもらえません。 それがどんな大変な試行錯誤の末に生まれた画期的な新商品であろうと、嫌いな人にとっては「納豆な時点で既にダメ」なのです。 しかし、元から「納豆が大好き」で大変なこだわりを持っている相手なら「これはスゴい!」と絶賛してもらえることでしょう。 小説も同じことです。 ジャンル違いの相手に一生懸命アピールしたところで「労力の無駄」に終わる可能性が高いです。 大切なのは「自分の作品を求めてくれている読者」の元に、自分の作品(の情報)を届けることなのです。 ■小説投稿サイトの「ジャンル格差」問

    「読者のニーズ」との向き合い方(ニーズのある場所に如何に作品を届けるか)|津籠睦月
  • 読者に刺さる小説の書き方(ターゲットに合わせた作風を)|津籠睦月

    大人が今それを読んで「これこそが人生最高のだ!」となるでしょうか? 理解度が上がって来ると、今度は逆に「簡単過ぎる」作品に「物足りなさ」を覚えるようになるのです。 「おもしろい小説」とはすなわち、難し過ぎず、簡単過ぎず、読者にとって「ちょうど良い」作品のことなのです。 ■読者の「ニーズ」はライフステージによって変わるたとえば恋愛小説と一口に言っても、「恋に恋する初恋も未経験な少女」と「結婚の現実を知ってリアルな恋愛に夢を見られなくなった女性」が求めるものは、果たして一緒なのでしょうか? 「おもしろい小説」とは、「読者のニーズに合った小説」でもあります。 そしてそんな「求められる内容」もまた、人生の経過とともに変化していくものなのです。 厳密に言うとこれは「年齢」と言うよりは、「ライフステージ」…すなわち「その人が現在、人生でどんな状況にあるのか」によって変わるものですが…。 (就職、結婚

    読者に刺さる小説の書き方(ターゲットに合わせた作風を)|津籠睦月
  • 小説投稿サイトをめぐる3つの立場(作者だけに努力を課しても意味が無い)|津籠睦月

    「投稿サイトで小説がヒットするまでを時系列順に追うと、そこには6つの壁がある」と以前の記事で書きましたが… この「小説投稿サイトに立ちふさがる壁」を「時系列」ではなく「立場ごと」に整理すると、そこには3つの壁が存在することになります。 図にすると、以下のような感じです。 小説投稿サイトをめぐる3つの壁(立場ごとの課題) ヒットは作者の努力だけで成立するものに非ず。小説投稿サイトには「投稿サイト(の運営)」「作者」「読者」の三者が関わっています。 投稿小説界隈では、何かと作者の努力や工夫がクローズアップされがちですが… 実は作品のヒットを阻む「壁(課題)」は「作者」の中だけではなく、「サイト(運営)」「読者」それぞれの中にも存在します。 しかし、そちらは何かと注目されず… …というより、ほとんどの人が「ノーマーク」なのではないでしょうか? 正直、知ったところで作者個人にはどうすることもできな

    小説投稿サイトをめぐる3つの立場(作者だけに努力を課しても意味が無い)|津籠睦月
  • 小説執筆スキルを「計画的」に育成する(まずは小説作りの基本から)|津籠睦月

    的に自分は「書きながらスキルを上げる」というスタンスで常にスキルアップを図っているのですが… そんな中でも「育てるべき執筆スキル」に優先順位をつけ、物書きとしてのスキルを「計画的」に育成しています。 特に大切にしているのが「小説の基礎力」を身につけること。 なぜなら、どれほど面白いアイディアが頭の中にあったとしても、その面白さを小説として「表現」できなければ意味が無いからです。 1.まずは「文章」よりも「内容(中身)」皆さん、小説の「文章」って細かく覚えていますか? 国語の授業で「覚えさせられた」ものや、好きな小説の印象的な文章の1つ2つは覚えていらっしゃるかも知れませんが… ほとんどの文章は、だんだん記憶の中で曖昧あいまいになっていって、ボヤッとした「雰囲気」しか思い出せなくなっていませんか? 一方で、物語の「筋」や「シーン」はどうでしょうか? 細部は忘れてしまっても、物語の「流れ」

    小説執筆スキルを「計画的」に育成する(まずは小説作りの基本から)|津籠睦月
  • 理想のレビューは「作品の愉しみ方」を教えてくれるレビュー|津籠睦月

    というのは、過去記事で書いてきましたが… それを踏まえて、結局「理想のレビューとは何なのか?」――自分の中には、ぼんやりとした1つの答えがあります。 ■自分の知らない「独自視点」ほど面白く役立つものはない実を言うと自分は「まだ読んだことのない」の感想・レビューより、「既に読んだことのある」の感想・レビューを読む方が好きです。 …と言うより、他の方の「考察」を読むのが好きなのです。 ネットというのは「集合知」の世界です。 1人1人の知識は限られていても、そこには必ず「他の人間が知らない」ようなディープでマニアックな知識を持つ人間が存在します。 あるいは「他の人間では気づけない」ような鋭く尖とがった視点を持つ人間が存在します。 そんな「レアな知識や視点」を持つ人の、「自分では辿たどり着けなかった考察」を知るのが楽しいのです。 読むだけでも「こんな事実があったのか!」「こんな見方があったのか

    理想のレビューは「作品の愉しみ方」を教えてくれるレビュー|津籠睦月
  • 他者のレビューから「賢く」作品を選ぶコツ(役立つレビューとアテにならないレビュー)|津籠睦月

    皆さん、他の読者のつけた評価やレビューを見て作品を選んだことはありますか? それで「ダマされた!」と思った経験はありませんか? 小説投稿サイトのみならず、Amaz○nさんなどの小説レビューを見ていても思うのですが… 他の読者の「高評価」に釣られて作品を読み、後悔したという読者さん、結構多いんですよね…。 また、逆に「低評価が付いていたけど、むしろ自分は良いと思う」という意見も結構よく見かけるんですよね…。 もしも小説に「絶対的な基準」というものがあり、皆がそれを元に評価していたなら、こういった「意見の違い」は出ないはずです。 なら、なぜ人によって評価が変わってしまうのでしょうか? そもそも読者は「何」を基準に作品を評価しているのでしょう? ■結局は個人の「好き嫌い」が評価を決める読者の評価基準は結局のところ、個人的な「好き嫌い」――その作品が自分の好みにマッチしているかどうかです。 その「

    他者のレビューから「賢く」作品を選ぶコツ(役立つレビューとアテにならないレビュー)|津籠睦月
  • 「パクリ」と「カブリ」の違いって、気づけていますか?(「カブリ」の生まれるメカニズム)|津籠睦月

    小説投稿サイトを巡る問題で「あるある」なのが「パクった」「パクられた」問題です。 ですが皆さん、「パクリ」とは何なのか、深く考えてみたことはありますか? 自分は以前から「パクリ」とは別に「カブリ」という言葉を使い、両者を区別しています。 ■「パクリ」は意図的な盗作、「カブリ」は偶然似てしまうことそもそも「パクリ」という言葉は、創作以外でも「物を盗む」という意味で使われている言葉ですよね? なので自分は、創作の場における「パクリ」を「他人のアイディアやストーリー等を意図的に真似する(盗む)こと」と定義しています。 ですが創作の場では「偶然内容が似てしまう」ということもありますよね? 「パクったも何も、そもそもその作品、言われて初めて知ったんですけど」…ということもあるかと思われます。 なので、そんな「偶然似てしまう」現象を、自分は「カブリ」と呼んでいます。 「パクリ」はオリジナルの作者の努力

    「パクリ」と「カブリ」の違いって、気づけていますか?(「カブリ」の生まれるメカニズム)|津籠睦月
  • 「おもしろそう」と「おもしろい」は別物なので…|津籠睦月

    皆さん「おもしろそう!」と思って読み始めた小説が「期待外れ」だったことって、ありませんか? 逆に、読む前は特に「おもしろそう」と思わなかった小説が、読んでみたら意外と「おもしろい」ことって、ありませんか? 「おもしろそう」と「おもしろい」って、実は別物なんですよね。 なぜなら「おもしろそう」は小説を読む前に抱く感情。 「おもしろい」は実際に読んでいる最中に抱く感情だからです。 ■読者は「おもしろそう」に惑わされる皆さん、意外とこの「おもしろそう」と「おもしろい」の違いに気づいていない…というか、普段「全く意識していない」のではないでしょうか? 「おもしろそう」とはすなわち、読者の「おもしろい小説センサー」です。 「おもしろそう!」と思ったのに、実際読んだら「おもしろくなかった」ということは、このセンサーの感度が悪いということなのです。 なので、なかなか面白い小説が見つからない時には、まず自

    「おもしろそう」と「おもしろい」は別物なので…|津籠睦月
  • 「アクション(評価)のしやすさ」と「不正防止」のジレンマ|津籠睦月

    (投稿サイトで)小説がヒットするまでには6つの壁がある、その6つ目の壁が「アクションの壁」だ…ということを、以前の記事で書きましたが… この「アクションの壁」、投稿サイトの機能やシステムによっても厚さ(高さ)が変わります。 皆さん、気づいていましたか? 作品に星をつけたり、感想をつけたり、ブクマやお気に入りなどのアクションをするには「アカウントが必要」だということを…。 過去記事で紹介したスターツ系投稿サイトの「ひとこと感想」のような例外もたまにありますが… ほとんどの場合、そのサイトのアカウントを持ち、なおかつログイン状態でないと作品へのアクションはできないのです。 そしてほとんどのサイトでは、読者のアクションがポイントや順位に大きな影響を及ぼします。 (極端な場合だと、小説閲覧でつくポイントが(何ページ読んでも)7pなのに対し、感想1件orお気に入り1件が数百pというサイトもあります。

    「アクション(評価)のしやすさ」と「不正防止」のジレンマ|津籠睦月
  • 小説を書くのに、どれくらいの知識があれば良いのか?|津籠睦月

    学生時代の自分には「完璧主義」的なところがあり… よく「この程度の知識ではこの小説は書けない」「もっと知識を集めてからでないと、書いてはいけない」と、自分で自分にストップをかけ、小説を書くのを躊躇ためらっていました。 ネットで書評やブックレビューを見れば「作者の知識不足」をつつくコメントがあちこちに散見されます。 「商業で書籍化されたプロですらこの有様なのだから、自分なんてもっと駄目に決まっている」…そんな思いが、小説を書けなくしていたのです。 ですが、今は違います。 なぜなら「知識」とは、掘れば掘るほどさらにディープな知識が見つかる、底の見えない「底なし沼」。 どんなに深い知識を得ても、それより「さらに深い知識」を持った人がどこかに必ずいるという、「上には上がいる」世界。 極めようと思えば際限がなく、それだけに一生を費やしても足りないくらいです。 「もっと知識が無ければ書けない」などと言

    小説を書くのに、どれくらいの知識があれば良いのか?|津籠睦月
  • 「ためになる取り組み」は積極的に紹介する|津籠睦月

    これまでに過去記事で投稿小説界隈の問題点、投稿サイトの弱点などを挙げて来ましたが… 投稿小説がヒットするまでにぶつかる6つの壁(問題) もちろんサイトの運営さんも手をこまねいているわけではなく、その欠点を補うべく、様々な取り組みを行っています。 欠陥がそのまま放置されれば「高クオリティーの作品がランキングに載らない・ポイントが上がらない」ということになり、評価の精度やサイトの信頼性にも関わってきますので、そこは運営さんにとっても放置できない問題なのではないでしょうか? …ただ、その「作者・読者双方のためになる取り組み」、イマイチ認知されていない・使われていない気がするのです。 (あるいはそれが目に入っても「自分には関係ない」「何のために存在するのか分からない」といった感じでスルーされているのではないかと…。) RPGの序盤でお決まりの台詞に「武器や防具は持っているだけでは意味がないぞ(装備

    「ためになる取り組み」は積極的に紹介する|津籠睦月
  • 投稿小説界隈の問題点と課題を知るには、投稿戦略を「逆転の発想」で見ること。|津籠睦月

    この世に完璧なシステムや仕組みなど無く、どんなものにも何かしら問題や課題が存在します。 しかし「何が問題なのか」「どんな課題があるのか」が分からなければ、それを改善することはできません。 実際「何が問題なのか」も分からないまま、不具合や不都合を放置し、そのままズルズル悪化していく企業や団体も多いのではないでしょうか? けれど、この「何が問題なのか」――コツさえ知っていれば、意外とカンタンにあぶり出せるのです。 それはズバリ「その業界での『通説』や『セオリー』を『逆転の発想で見る』こと」です。 たとえば小説投稿サイトの「戦略」に「読んでもらうためには、まずタイトルやあらすじにインパクトを持たせよ」というものがありますが… この通説、引っくり返せば「タイトルやあらすじにインパクトが無ければ、中身がどんなに優れていようと、読者に読んですらもらえない」という投稿小説界の問題点(…というより、闇?)

    投稿小説界隈の問題点と課題を知るには、投稿戦略を「逆転の発想」で見ること。|津籠睦月
  • 小説ヒットのためにクリアすべき6つの壁(これを知らずに絶望するのは早い!)|津籠睦月

    皆さん、「おもしろい小説なら必ずヒットするはずだ」なんて思ってはいませんか? 少なくとも一定数の読者はそう思っているからこそ、ランキングやポイントを重視する「ランキング神話」「数値信仰」がなくならないのでしょうが… 現実には、そんなことは全くありません。 後に世界的ヒット作となるイギリスの某シリーズも、最初は何社もの出版社に断られてきましたし、日でも生前に評価を得られなかった文豪は普通に存在します。 どちらも、何か1つ違っていれば「おもしろいのに」全く世に出ないまま終わっていましたよね? 実際には作品の「質」以外の様々な要素が、ヒットの前に「壁」となって立ちはだかっているのです。 中には作者個人の力ではどうにもできない「壁」もあるのですが… この「壁」の存在を知らずにいると「こんなに良い作品が書けたのに、どうして評価されないんだ?」と悩み、絶望する羽目になるでしょう。 頑張っているのに「

    小説ヒットのためにクリアすべき6つの壁(これを知らずに絶望するのは早い!)|津籠睦月
  • 一人一人の読み手に寄り添える小説を、オムニバスで。|津籠睦月

    中学時代、修学旅行で三十三間堂の千体仏を拝観した際、ガイドさんから聞いた話が、未だに記憶に残っています。 無数に並んだ仏像は、どれも同じような姿形をしているのですが、実は1つ1つ顔が異なり、探せばどこかに「自分に似た顔」があるのだとか…。 聞いた時に、何となく「いいなぁ」と思ったことを覚えています。 自分に似た顔の仏像が1つでもあれば、親近感が湧いて、普段は縁遠いお寺や仏像も「身近なもの」に感じられるのではないか、と。 その時に感じた「いいなぁ」を「目標」という形に落とし込んで書き始めた小説シリーズがあります。 オムニバス形式で思春期の男女の「人生の断片」を切り取っていくSSシリーズ「青過ぎる思春期の断片(青春断片)」です。 このシリーズでは「できるだけ様々なシチュエーション」「できるだけ様々な人格」「できるだけ様々な悩み」を取り上げて行こうと思っているのですが… そこには「そうして数多く

    一人一人の読み手に寄り添える小説を、オムニバスで。|津籠睦月