皆さん、マニアックなファンタジー雑学を「知る」ことに喜びを覚えていた時期って、ありませんか? それまで知らなかったヨーロッパの古い伝説や神話の知識、あるいは知られざる日本の古き伝統…それらを1つ1つ知るごとに、自分がレベルアップしたような気がして、無性にワクワクしていた頃って、ありませんでしたか? 自分にはありました。 マンガやラノベにファンタジーな豆知識が出てくると、それだけで興奮しました。 そして、そんな本の数々を「自分に知識を授けてくれる特別なもの」のように感じていました。 なので、自分も小説を書くようになったら、作中にファンタジーな雑学を散りばめたいと、ずっと思ってきました。 読書の楽しみの1つは、それまで知らなかったモノやコトを、本を通して知ることです。 この世界にはまだまだ、自分の知らない素敵なものがたくさんある――そのことを、本を通して感じることです。 とは言え、昨今は既にあ