JUGEMテーマ:ファンタジー恋愛もの ・片恋のシャーラ(プロトタイプ版)の第21弾です(詳しい説明は第1弾に書いてあります)。 他のページはコチラ→「片恋のシャーラ(プロトタイプ版)1/2/3/4/5/6/7/8/9/10/11/12/13/14/15/16/17/18/19/20/22/23/24/25/26/27/28/29/30/31/32(終)」 (下部にある「カテゴリー別・小説一覧」からも他ページに跳べます。※他の小説も混じった「もくじ」になっています。) 数時間後、シャーラは一人で竜使の間を訪れた。 母と叔母を除く唯一の証人であるミルトに、事実を確かめるためだ。 だがミルトは相変わらず、肝心な部分に話が及ぶと、途端に何の脈絡もなく王妃への賛辞を並べ始め、会話が成立しない。 今までは、それも熱烈な王妃崇拝者だから、仕方の無いことだと思っていた。 だが、真実を知ってしまった今、シ