当たり前の話ですが、どんな名文も、読者の目に留まらなければ読んでもらえません。 どれほど頭をひねり、文章を工夫して書こうと、そもそもその存在に気づいてもらえなければ、読まれることはありません。 なので「作品と読者が出逢う機会」はとても大切で、必要なものなのですが… 残念ながら、この機会はそれほど多くはなく、また、全ての作者が平等に得られるものでもありません。 小説投稿サイトの考察記事で「スタートダッシュが肝心」「連載開始後の一定期間内にランキングに載らないと、その後のアクセスは見込めない」というのを読んだことがあります。 確かに、星の数ほどの作品があり、しかも日々増え続けていくという状況の中、ランキングに載るなどの「露出」を確保できなければ、埋もれていくだけなのかも知れません。 しかし、それで良いのでしょうか? スタートダッシュが成功するか否かは、運にも大きく左右されます。 (読者の多い時