高市早苗総理・総裁がギリギリのところで誕生しなかった。 これで高市さんは、土井たか子さん、小池百合子さんに続いて3人目になる「総理の座に最も近づいた女」になった。というより、この3人の中で最も総理の椅子に近づいた、ほぼ座りかけたところまでいった、初めての女である。 2016 年のアメリカ大統領選、ドナルド・トランプに負けたヒラリー・クリントンは「(大統領という)最高で最も困難な『ガラスの天井』は打ち破れませんでした」と演説した。女性が大統領になるには、まだまだハードルがある、という敗北宣言だった。ヒラリーさんにも「ガラスの天井」ってあるのかぁ〜とあの時はモヤモヤしたものだけれど、今回の高市さんの場合はどう考えればよいだろう。 正直、今回の高市さん、「女だから負けた」という感じが一切しない。こんなにもガラスの天井感ゼロだと思わせてくれる女性はいないほどに、「女だから」という悔しさゼロである。