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心理と書籍に関するmaangieのブックマーク (9)

  • スティーブン・ピンカー『心の仕組み』 - logical cypher scape2

    ちくま学芸文庫になったのでそっちの方で読んだ。 心の科学についてまとまって読める。 すなわち、認知科学(心の演算理論)と進化生物学(自然淘汰による進化論)が合体した進化心理学による、心の説明である。 心は進化によってデザインされた演算装置であるというのを筋として、多くの研究を紹介している。だから、ピンカー自身の研究について書かれているというのではなく、心の科学に関する様々な分野の研究が次々と出てくる。もちろん、心理学が中心ではあるが、人類学などもよく出てくる。そういう意味で、教科書的なともいえる。 また、このはいわゆる「左翼」からの反論を想定していて、人間の心はタブラ・ラサで経験によって(社会や文化に相対的に)形成されるものだという考えへの反駁と、科学的判断と倫理的判断は分けて行うようにという注意を再三している。例えば、男性は女性に対してレイプなどの暴力をふるいやすい傾向があるというの

    スティーブン・ピンカー『心の仕組み』 - logical cypher scape2
  • ホント!? 『反省させると犯罪者になります』 - HONZ

    犯罪者を反省させればさせるほど、累犯者が増える。それどころか、ちょっと悪いことをした人を反省させることを繰り返していけば、その家系からいずれ犯罪者が生まれるかもしれない、と著者は主張する。 うそだろ? とまず思う。しかし書を読み進めれば、多くの人が「体感」として腑に落ちるはずだ。 ポイントは「反省すると犯罪者になる」ではなく、「反省させると……」だということ。そしてその「反省させる」とは、具体的には、子どもの頃から(少なくとも私は)言われ続けた「言い訳するな! 反省しろ!」といった態度のことを指す。こういったシチュエーションでの「反省させる」には、必ずといっていいほど「言い訳するな」と「相手の気持ちになって考えろ」という言葉がセットになっているが、何よりこれがいけない、というのだ。 著者はLB指標の刑務所で更生支援をしている。HONZの読者ならおなじみの言葉かも知れないが、Lはlongの

    ホント!? 『反省させると犯罪者になります』 - HONZ
    maangie
    maangie 2013/06/12
    結構同感する。個人的にも子供に「反省しろ」といったことはあまりない。と思う。まあ、それでうまくいったかというと、よくわからない。反省文は、心にもない文章を書く能力って重要だな、と気づかせてくれた。
  • 戦争における「人殺し」の心理学 - 情報考学 Passion For The Future

    戦争における「人殺し」の心理学 こんなテーマだが、読む価値がある素晴らしいである。 著者のデーヴ・グロスマンの経歴。 「 米国陸軍に23年間奉職。陸軍中佐。レンジャー部隊・落下傘部隊資格取得。ウエスト・ポイント陸軍士官学校心理学・軍事社会学教授、アーカンソー州立大学軍事学教授を歴任。98年に退役後、Killology Research Groupを主宰、研究執辞活動に入る。『戦争における「人殺し」の心理学』で、ピューリツァー賞候補にノミネート。 」 このは米軍学校で教科書として使われている。 人は戦争で敵を前にすると、銃を撃てないし、弾は当たらないという事実にまず驚く。 多くの戦争で銃を使う兵士たちのうち発砲したのは15%〜20%であった。8割の兵士は発砲しないで戦闘を終える。理論的には命中率50%の状況で発砲しても、一人を倒すのに数十〜数百発を要する。8割の発砲しない兵士たちは、決

  • なぜアスペルガーの人はネット上だと見分けがつかないのか? - すべての夢のたび。

    ……というのが長い間疑問でした。でもやっと謎が解けた気がする。 アスペルガーを自称している人はいる。しかしネット上だと、ブログでもツイッターでも言うことはすっごく普通(≒いわゆる「空気が読めない」ではない)であり、というか普通の人よりむしろ表現が理性的・論理的に見えるのですね。 ぼくは知り合いにアスペルガーの人はいません。たぶん。自称している人はいないし、「この人、あれかな?」ってほど空気読めない感じの人もいない。なので、アスペルガーの人は対面ではコミュニケーションが取りにくいって話を想像するのが難しかったのです。オンラインだと極めてまともな人が、オフラインだとほんとうにぐにょんぐにょんになってしまうのか? ネット上ではなぜ「空気が読めない」状態の文章にならないのか? しかし、現在読み進め中のこのに、ヒントを見つけることができました。 ユーザーイリュージョン―意識という幻想 作者: トー

    なぜアスペルガーの人はネット上だと見分けがつかないのか? - すべての夢のたび。
  • Simple: 沈黙のオーディエンス

    maangie
    maangie 2011/06/16
    眉につば付けて読んだ。特に遺伝のトコ。苅谷剛彦「知的複眼思考法」isbn:4062566109。
  • Amazon.co.jp: フロイト先生のウソ (文春文庫): ロルフデーゲン (著), Degen,Rolf (原名), 洋子,赤根 (翻訳): 本

    Amazon.co.jp: フロイト先生のウソ (文春文庫): ロルフデーゲン (著), Degen,Rolf (原名), 洋子,赤根 (翻訳): 本
  • 甘えの構造 - Wikipedia

    『「甘え」の構造』(あまえのこうぞう)は、精神科医、精神分析学者の土居健郎により1971年に出版された、代表的な日人論の一つである。当初は1950年代に学術雑誌に発表されていたものが、1971年に一般のとして出版されると、ベストセラーとなった[1]。1973年には、英語版「The Anatomy of Dependence」がKodansha Americaによって出版された。 下記が現行版 土居健郎『「甘え」の構造』増補普及版、弘文堂、2007年5月。ISBN 4335651295。 また、土居と齋藤孝の対談の下記も参考になる。 『「甘え」と日人』齋藤孝、角川書店〈角川oneテーマ21新書〉、2010年1月。ISBN 4047102245。 主な理論[編集] 精神分析学者の土居が、1950年代の米国留学時に受けたカルチャーショックをもとに日を把握しようと試みた。「甘え」に該当

  • 『狭山事件 虚偽自白』 - apesnotmonkeysの日記

    浜田寿美男、『〔新版〕狭山事件 虚偽自白』、北大路書房 1986年、狭山事件の第二次再審請求の際に著者が提出した鑑定意見書をベースに、1988年日評論社から刊行された旧版に新稿を加えたもの。袴田事件の供述分析をおこなった『自白が無実を証明する』同様、北大路書房の「法と心理学会叢書」の一冊として刊行されている。目次はこちら。 狭山事件の被疑者・元受刑囚(94年に仮出獄)石川一雄さんの捜査段階での供述は否認→三人犯行自白→単独犯行自白と変遷しているが、書ではまずこの「大変遷」を「真実の暴露か,虚偽への転落か」という観点から分析し、ついで犯行の細部に関する供述の「小変遷」を分析する。これらの供述分析の理論的基盤の一つが「嘘の理論」、すなわち虚偽自白は「無実の人間が、突きつけられた証拠・情報にあわせて試行錯誤的に仮説構築した結果」(133ページ)であるというもので、供述の大変遷のうちにこのよう

    『狭山事件 虚偽自白』 - apesnotmonkeysの日記
    maangie
    maangie 2009/09/13
    浜田寿美男
  • 『「戦争」の心理学』(その1) - Apeman’s diary

    デーヴ・グロスマン&ローレン・W・クリステンセン、『「戦争」の心理学 人間における戦闘のメカニズム』、二見書房 エントリタイトルに「(その1)」とあるのは書が2分冊ということではなく、全4部中の2部を読んだ段階でのエントリだから。 当ブログでもしばしば言及している『戦争における「人殺し」の心理学』(ちくま学芸文庫)の著者グロスマンと、警察による武力行使についての研究家であるクリステンセンの共著。最初の2部では戦闘(書では軍隊だけでなく警察が関わる銃撃戦なども含む)の際にみられる生理学的変化(脈拍の上昇、アドレナリンの分泌、失禁などなど)および知覚の歪み(視野の狭窄、微細運動能力の喪失、選択的聴覚抑制/音の強化、時間延長、記憶の歪み等々)が豊富な実例とともに解説されている。 著者らが行なっている問題提起として興味深く、また裁判員制度の導入が決まっている日で真剣に受けとめられるべきだと思

    『「戦争」の心理学』(その1) - Apeman’s diary
    maangie
    maangie 2009/02/22
    isbn:4480088598。isbn:4576080075。これは司法の範疇に入るかな。うーん。続き→id:entry:11487930
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