標準SI単位系 底辺[m](X方向)×高さ[m](Y方向)=面積[m^2](※向かい合った辺が平行な四角形の場合) 底面積[m^2]×高さ[m](Z方向)=体積[m^3](※底面形状を重ねた物の場合) 質量[kg]÷体積[m^3]=密度[kg/m^3]
![高卒社会人一年生(もうすぐ二年生)に「重さ」と「面積」と「体積」とは何かを教えている。](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/b8c6fb0679abf7f15f7a23e9c250b77894a8eba1/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fs.tgstc.com%2Fogp3%2F7758a3718f87cf150f25cc96ccf7ca74-1200x630.jpeg)
先日の記事 誰もがどこかでつまずいた→小学校の算数から大学数学まで126の難所を16種類に分類した 読書猿Classic: between / beyond readers を読んだ人から「やりなおし魂に火をつけるだけつけて放置するのは無責任だ、何をやればいいのか教えろ」という問い合わせがあった。 小学校の算数レベルから微積分など高校+αまで、ついている予備テストをやれば、どの章は飛ばしていいか、どこの章のどの問題を勉強すればよいかを教えてくれる往年の名著(が復刻してた) を紹介しようと思ったが(科学を志さない人にも勧められる)、買い損なった場合と人のために、web上の教材をリストにして、先の記事の補いとする。 (2017.9.6 リンク切れ等、訂正しました) 小学校〜高校 小学校の算数 中学校の数学 高校数学 大学数学基礎 小学校〜高校 小学校「算数科」,中学校・高等学校「数学科」の内容
長野県下の高校受験生が悲鳴を上げた3月7日に行なわれた公立高校入試の数学の設問が異様に難しく、自信をすっかりなくした受験生が試験会場や廊下で泣き出すケースが続出したのだ。 長野県内の中高生向け学習塾の数学講師があきれる。 「中学3年生には難しすぎる! 県内で使用されているすべての数学教科書をチェックしたわけじゃないけど、少なくとも私が受け持っている中3生の教科書にはこんな難問、どこにも載っていませんよ。これでは数学で点数を稼ぐつもりでいた生徒にとって、あまりに不利です。公立高校の入試はあくまでも、生徒が教わった範囲で解ける問題を出すべきじゃないですか?」 自信喪失のあまり、その後のテストを投げてしまうケースもあったという。 「当日は数学の後に社会、理科、英語のテストが予定されていました。ところが、あまりにも数学のデキが悪すぎたため、もはや合格は望めないと、その後のテストを解く気力をすっかり
公開: 2012年3月4日23時55分頃 こんなものが公開されていますね……「日本数学会「大学生数学基本調査」に基づく数学教育への提言 (mathsoc.jp)」。 分析の概要としては、こう書かれています。 基本調査の結果とその分析 問1では「平均の定義と定義から導かれる初歩的結論」、「少し複雑な命題 の論理的読み取り」のどちらも誤答率が高く、論理を正確に解釈する能力に問題があることを示しています。 問2。記述式入学試験を課している難関国立大学の合格者を除くと、「偶数と奇数の和が奇数になる」証明を明快に記述できる学生は稀、という結果になりました。二次関数の性質を列挙する問題では、意味不明の解答が多く、準正答のなかにも、すでに挙げた性質と重複する性質を再度挙げる解答が目立ちます。論理を整理された形で記述する力が不足しています。 問3では、平面図形を定規とコンパスで作図するということが何を意味
「平均」の意味、大学生の24%が理解せず : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) 大学生の24%が「平均」の意味を正しく理解していないなど、基礎的な数学力、論理力に大きな課題があることが、日本数学会(理事長・宮岡洋一東京大教授)が実施した初の「大学生数学基本調査」で明らかになった。 (中略) その結果、全問正答した学生は、わずか1・2%だった。「偶数と奇数を足すとなぜ奇数になるか」を論理的に説明させる中3レベルの問題の正答率は19%。小6で学ぶ「平均」についても、求め方は分かるが、「平均より身長が高い生徒と低い生徒は同じ数いる」などの正誤については誤答が目立ち、中堅私大では半数が誤答だった。 「平均」の意味、大学生の24%が理解せず : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) こちらの話題について。 日本数学会・「大学生数学基本調査」に基づく数学教育への提言 に
とある私立高校の高校1年生と面談を行いました。 「数学ができない」と悩む高校生の話から、その高校の実態が明らかとなってきました。 地方の進学校にありがちな光景ですが、ここには生徒の未来を左右する重大な問題が隠されています。 後編:とある私立高校の授業の実態(2) 続きを読む
★僕にも解けない算数の問題 僕はブログにはプロジェクトワーク以外のことは書かないことにしていたのだが、あまりに憤慨したのでちょっと聞いて欲しい。写真は、娘(2年生)の算数のテスト。 8人にペンをあげます。1人に6本ずつあげるには、ぜんぶで何本いるでしょうか。 ご覧のように、「8×6」だとバッテンで、「6×8」だと正解らしい。何じゃこりゃ。僕がテストを受けたとしても「8×6」と書く。だって問題文はその順番に書いてあるから。 さらに答の48本もバツ。丁寧に赤ペンで48本と直してくれている。さらに意味不明。 ★娘にヒアリングしてみた 「何でバッテンだったか、先生説明してくれた?」 「単位が違うと、式の順番が違うんだって」 「? 意味分かる?」 「全然分かんない」 「じゃあ・・ウサギには2本の耳がある。ウサギは4羽いる。耳は全部で何本?」 「ずつ、が入ってないからどっちが先か分かんない。答えは8本
繰り下がりのある引き算の10未返却事件(くりさがりのあるひきざんのじゅうみへんきゃくじけん)とは、1984年に大阪の小学校で発生した事件である。この事件をきっかけに、全国の学校で繰り下がりのある引き算の10の未返却事例が次々と発覚し社会問題となった。 事件の発端[編集] 1984年10月12日、大阪の小学校で1年生の担任である女性教諭が、担任する学級で繰り下がりのある引き算『15-8』の解法を教えていた。このとき、担任は「5から8を引くことはできないので、10の位から10を借りてくる」と教え、そのように計算を行った。このとき、10は借りてきたものであるから、当然10の位へ返却する義務が生じるのだが、担任は10を返却しなかった。このことを1人の男子児童が指摘したが、教諭はこれを検閲により削除。 捜査[編集] 前述の男子児童が、その日の帰宅後母親に教諭の行為を話し、母親が警察に通報したことで事
(補注:このアーティクルの論考は、『かけ算には順序があるのか』岩波科学ライブラリーの第3章で整理されました。) http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/02/2/0295800.html 子どものとき疑問だったこの問題は、塾で教えるようになってから、数教協の本(特に遠山啓の本)を読んで、分離量・連続量という考え方を知って、氷解しました。私にとっては、数教協で目からウロコシリーズのベストスリーに入るものでしょう。ところが、mixiで発言したところ、なかなか同意を得られなかった。それ自体が、私にとって、新たな目からウロコシリーズでもありました。 http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=42139232&comment_count=306&comm_id=63370 233番発言以降。 さて、 A:「2時から5時までは3時間。」 B:「2日から5日まで
キャズムを超えろ! - 数学のテストで『電卓使っちゃいけないの、なんでですか?(c)jkondo』と教師に食ってかかった時点で、文系・理系の適正が決まってしまっている!?を読んでいて思ったこと。 自分の頭で計算できないと、電卓が壊れて間違った計算結果が出ても気が付かない(理系的思考) 自分の頭で計算できないと、電卓をいじられて「誰か」に騙されていても気が付かない(文系的思考) どちらも「それが正しいかどうか最終的な確認を行うのは人間の頭でしかできない」という原点を重視している。 自分の頭で考えるということは「気が付く」ことそのものである。そして教育において重要なのは「気が付く」ことの重要性を理解することそのものである。 もしこれが分りにくいと思うのであれば、電卓を「ネットバンキング」か「キャッシュコーナー」か「店頭のレジ」に置換えて考えてみれば分りやすいのではないだろうか。 以下、関連のあ
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