野党の追及懸念=国会延長せず−政府・与党 野党の追及懸念=国会延長せず−政府・与党 政府・与党が6月16日までの今国会会期を延長しない方針を固めたことで、参院選は6月24日公示、7月11日投開票の日程で行われる公算となった。重要法案の成立を断念してまで「延長なし」を選択するのは、沖縄県の米軍普天間飛行場移設や「政治とカネ」の問題で政権批判が強まる中、国会を予定通りに閉会することで野党の追及をかわし、選挙戦に集中する狙いがある。 会期延長しない方針は、鳩山由紀夫首相が20日、民主党の輿石東参院議員会長との会談で示し、輿石氏も応じた。「できるだけスムーズに国会を閉じて、選挙に突入できる状況をつくりたい」。同党の平田健二参院国対委員長は21日の記者会見でこう強調した。 国家戦略室の「局」格上げを柱とする政治主導確立法案や、小沢一郎幹事長肝いりの国会改革関連法案などを確実に成立させて政権の実績