若者の投票率の低さが克服すべき課題と理解されている。ネット選挙解禁の動きも若年層の政治意識の向上が大義名分となっている。 ここでは、年齢別(年代別)の投票率の動きの基本データを見ておくこととする。データは(財)明るい選挙推進協会による(ここ)。なお、総務省選挙部が掲げる公式データもこれと同じである。 投票率そのものは、選挙管理委員会が投票者数を有権者数で割った数値として発表するので特別の調査は不要であるが、年代別投票率は性・年齢別の投票者数を知るための特別の調査が必要である。(財)明るい選挙推進協会では、都道府県毎に標準的な投票率の1市1区1町1村(区がない場合は市を1つ、村がない場合は町を1つ追加)における標準的な投票率の1投票区(2012年の場合、計188投票区)について、調査を行っている。 投票率は全体として低下傾向にあり、特に、1990年代以降にその傾向が顕著となった。これには、政