自民党が、沖縄に関する研究機関を今月下旬にも設立することが分かった。名称は「シンクタンク・沖縄」で、理事長には島尻安伊子沖縄北方担当相が就く方向。党関係者が3日、明らかにした。地域の経済や教育、福祉など各分野についての提言をまとめ、沖縄県の活性化につなげるとともに政府の安全保障政策への理解促進を狙う。 米軍普天間飛行場(宜野湾市)移設をめぐり対立する政府と県との溝を埋めたい考え。来夏の参院選で改選を迎える地元選出の島尻氏を支援する思惑もありそうだ。 設立に合わせ、那覇市内で外交・安保政策に関する講演会を開く。