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ブックマーク / blog.livedoor.jp/nonreal-pompandcircumstance (8)

  • 教訓が盛りだくさんのフォークランド紛争 : 海国防衛ジャーナル

    あけましておめでとうございます。 我が国の新しい防衛大綱や中国のステルス戦闘機(J-20?)、はたまたゲーツ米国防長官の防衛費削減計画の発表についてなど新年早々安全保障に関するニュースが多い中、英海軍が国防費削減に伴い売りに出している軽空母「インビンシブル」の競売に華人実業家が参加した、という記事が目にとまりました。 「インビンシブル」といえば連想するのがフォークランド紛争ですが、このフォークランド紛争は多くの戦訓を世界の軍隊にもたらした事例として有名です。「離島防衛」や「動的防衛力」などがキーワードになっている我が国の安全保障状況を考えれば、この紛争はもっと広く一般に知られていてもいいかな、と思います。当ブログでは取り上げたことがありませんし、思い立ったが吉日、というわけで、2011年最初のエントリはフォークランド紛争です。 フォークランド紛争(1982年3月19日〜1982年6月14日

    教訓が盛りだくさんのフォークランド紛争 : 海国防衛ジャーナル
  • メルカトルの呪い?地図のおはなし : 海国防衛ジャーナル

    突然ですが、平面の世界地図を想像してみて下さい。 人によって違うと思いますが、「中国北朝鮮から日を越えて右にず〜っとまっすぐ行くと北米大陸がある」という図1のような地図を想像する方が多いのではないでしょうか。 (図1) この地図は正角円筒図法というもので、メルカトル図法として知られています。単に世界地図を想像しろと言われてこの地図が浮かんでくること自体は何ら問題ではありません。 しかし、「平壌を中心にロサンゼルスまでの弾道ミサイルの飛翔経路」について議論する場合、メルカトル図法は不適切です。メルカトル図法でみると、平壌からロサンゼルスに向けて発射された弾道ミサイルは日の上空を通るように思われますが、実際はそうではありません(後述、参照記事)。 この点、誤解されている方が少なくないようです。メルカトル図法がとてもポピュラーで見慣れたものであることの弊害かもしれませんね。さすがに専門家の

    メルカトルの呪い?地図のおはなし : 海国防衛ジャーナル
    maangie
    maangie 2013/03/03
    うちわで「うろ覚え世界地図」で遊んでたら、ランベルト正積方位図法で書いた知人が二人ほどいます…。
  • 本当は怖いシビリアンの暴走 : 海国防衛ジャーナル

    シビリアン・コントロール(文民統制)という言葉を聞いたことがあると思います。政治が軍を統制することですね。シビリアン(文民)とは、市民、官僚、政治家などを指し、我が国では内閣総理大臣が自衛隊の最高指揮監督権を持っています。 シビリアン・コントロールの厳密な定義はさておき、一般的には「軍の暴走をい止めるための装置」といったふうにとらえられているのではないでしょうか。 過去に軍部が独走した体験を持つ日では、軍事的な存在そのものに恐怖や嫌悪感を抱く人がいることは事実です。これは日に限った話ではありません。戦争や軍拡競争といった問題は軍によって引き起こされるのだ、という考え方は世界的にも根強いものだと言えるでしょう。 私もシビリアン・コントロールは必要だと思います。しかし同時に、「軍は戦争の原因」だとか「軍人は戦争を望む」という見方は一面的です。実際のところ、日アメリカ、イギリスといった

    本当は怖いシビリアンの暴走 : 海国防衛ジャーナル
  • 尖閣諸島はどのように防衛されるのか : 海国防衛ジャーナル

    東京都や国による尖閣諸島購入が賑わっていますね。都や国に強く反対する理由もないですが、国際法上疑いなく我が国の施政下にあり実効支配している領土ですから、藪を突いてわざわざ蛇を出すようなことしなくてもなぁ、とも思います。もちろん、日国内の問題に中国が容喙してくることが問題といえば問題なのですが、相手がそういう態度に出ることが分かっていながら、実効支配している側が事態を紛糾させるきっかけをつくるのもあまり賢明だとも思えません。今回は地権者の事情もあるようですので、都知事閣下のいつもの単純な愛国的発想というわけでもないのかもしれませんが。 尖閣諸島問題は当ブログでもこれまで何度か取り上げてきましたが、私は日中が抱える諸問題のうちでもかなり日有利な案件だと理解しています。ですので、法やシステム、設備等の整備・向上は必要ですが、とりたててこちらから騒ぎ立てることはない、と考えています。 稿では

    尖閣諸島はどのように防衛されるのか : 海国防衛ジャーナル
  • 日本に核武装は必要か(2)〜核シェアリング〜 : 海国防衛ジャーナル

    (核シェアリングホスト国: ドイツ、イタリア、オランダ、ベルギー) 前エントリで、核武装の可能性についての研究を幾つかご紹介しました。技術面、法律面からだけでなく、たとえ日米安保が破綻し、アメリカの核の傘が無くなった状況であっても核武装の妥当性には疑問符が付くものであるという見方が、専門家の多数派です。 運搬手段はどうするでは、前エントリのようなハードルをがっつり無視して、日が核開発に成功したとします。そこから先は、運搬(投射)手段の開発または取得です。弾道ミサイルにのっけて飛ばすのか、航空機で運ぶのか、潜水艦からぶっ放すのか、ということを考えなければなりません。 【参考記事】 Opinion : 核武装論議で忘れられていること(2006/11/20) 『kojii.net』 日が核武装した場合の運搬手段は、原潜+SLBMがベターだと思います。しかし、その原潜の取得をどうするかとなると

    日本に核武装は必要か(2)〜核シェアリング〜 : 海国防衛ジャーナル
  • 日本に核武装は必要か(1)〜核武装はすると決めたらできるのか〜 : 海国防衛ジャーナル

    尖閣問題のエントリに対して、「日は核武装が必要」というご意見を頂くことがあります。核武装すれば日の国際的な発言力が高まる、という主張は、政治家や元自衛官幹部などのお歴々を始め、有識者、ジャーナリストの中にも少なくありません。この考え方はアメリカのリアリストの中にもあって、ケネス・ウォルツ以来、ジョン・J・ミアシャイマーやクリストファー・レインといったリアリズム政治学者も日の自主核武装は合理的だという見方です。もっとも、尖閣や竹島といった離島問題を引き合いに核武装を唱える人となると、さすがにその数はぐっと減りますけどね。 核開発の技術論は詳細になると私の手に余るものであることや、核抑止理論はざっくりまとめられるようなものではないことなどから、これまで「日の核武装」は敬遠してきたテーマでした。離島防衛で核ミサイルがどーのこーのというのは馬鹿馬鹿しいので「あっははー」と放っておいてもいい

    日本に核武装は必要か(1)〜核武装はすると決めたらできるのか〜 : 海国防衛ジャーナル
    maangie
    maangie 2012/11/25
    ケネス・ウォルツ。ジョン・ミアシャイマー。永井陽之助。蠟山道雄。垣花秀武。
  • 核兵器を万能だと思い込んでいませんか? : 海国防衛ジャーナル

    核保有の筋立てを=「抑止力になる」 (時事通信) 日維新の会の石原慎太郎代表は20日、都内の日外国特派員協会で講演し、尖閣諸島をめぐり対立する中国への対応に関し「日は核兵器(保有)に関するシミュレーションぐらいやったらよい。これが一つの抑止力になる」と表明した。外国人記者との質疑応答の中で発言した。 核保有の検討は石原氏の持論だが、先に非核三原則見直しの必要性に言及した維新の橋下徹代表代行(大阪市長)の発言と併せ、事実上の選挙戦が始まった衆院選で論議を呼びそうだ。中国などは「日右傾化」の主張を強めるとみられる。 石原氏は「軍事的な抑止力を強く持たない限り外交の発言力はない。今の世界で核を保有しない国の発言力、外交力は圧倒的に弱い。北朝鮮は核を開発しているから存在感がある」と指摘。ただ「個人の考えだ」とも語り、維新の安全保障政策とは無関係であることを強調した。 石原慎太郎・日維新の

    核兵器を万能だと思い込んでいませんか? : 海国防衛ジャーナル
  • 第七艦隊は核兵器をもっていません : 海国防衛ジャーナル

    橋下氏、核持ち込み容認を示唆 「必要なら国民に問う」 (朝日新聞) 日維新の会の橋下徹代表は10日、遊説先の広島市内で「日を拠点とする(米海軍の)第7艦隊が核兵器を持っていないなんてことはありえない」と述べた。非核三原則については「基は堅持」とする一方、非核三原則が禁じる核持ち込みには「米国の核に守られている以上、そういうこと(持ち込み)もありうるのではないかと思っている。当に持ち込ませる必要があるなら、国民の皆さんに問うて理解を求めていきたい」と語った。 橋下氏は「理想論で言えば、核はなくなる世界の方がいいが、国際社会はそんな甘いもんじゃない。広島の市民や県民の皆さんの自治体レベルで政治をするのと、主権国家として国際政治をやるときにはステージが違う」とも述べた。報道陣の質問に答えた。 現在の世界の安全保障環境を考えれば、核兵器を廃絶することが極めて難しいことは橋下徹大阪市長のおっ

    第七艦隊は核兵器をもっていません : 海国防衛ジャーナル
    maangie
    maangie 2012/11/12
    あらら。核エンジンと核ミサイルじゃ違うよなそりゃ…。
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